できる勉強法

ちょっとした勉強の工夫、親のアドバイスで勉強のつまずきを解消。発達障害児に効果あり。

小学校6年生、算数の計算のつまずきを解決。ちょっとした勉強の工夫で、勉強のやる気も出てくる。

もともと字を雑に書く小学校6年生の息子。計算問題の筆算となると、速く問題を解こうとするので、より一層雑に書いていました。そのため、計算ミスをした時に、どこで間違えたのかを把握しづらく、計算ミスの直しをするのも一苦労でした。
最初は息子も、計算のどこが違うのかを確認しようとするのですが、あまりの字の汚さに、本人も自分の書いた数字が分からなくなるようで、しまいには計算の直しを嫌がるようになりました。

算数の計算問題、字をきれいに書くと、計算ミスが減る。

そこで、字をきれいに書くこと、ちゃんと位をそろえて書くことに気を付けて、筆算を解くようにと注意しました。もちろん、計算を速く解けることも大事ですが、間違えてしまっては意味がありません。
このことに注意して計算するようになったら、筆算のミス自体が減りました。どうやら、雑に書く事によって、計算途中で位がごちゃごちゃになったり、数字の見間違いが起きていたのです。計算ミス自体が減ったので、やり直しをする数も減り、息子もやり直しを嫌がることはなくなっていきました。

算数の筆算、間違いは消しゴムできれいに消す。

もう一つ、計算のやり直しをするうえで気になったのが、間違いを消す時に、ちゃんときれいに消しゴムで消していない事でした。ちゃんと消さないので、前の数字が薄く残っていて、それで混ざってしまって訳が分からなくなっていました。

母親が消し方の見本を見せる。

最初は息子の前で私が間違いを消しゴムで消して「この位きれいに消すんだよ」と見てもらいました。その後は、息子が自分できれいに消すまで見守りました。きれいに消した後の方が、断然やり直しがしやすくなっていました。

ちょっとした勉強の工夫で、勉強のつまずきを解消する。

どれも、ちょっとしたことですが、そのことに親が気づいて、子供にアドバイスしてあげると、子供の勉強のつまずきを解消することができました。
子供の勉強の仕方を親が観察していると、色々とダメな所や、直してほしい所が目につきますが、まずは、1番重要ポイントである、「ここに気をつければ、今子供がつまずいている点が改善されると思われること」を優先して、子供にその点を意識させて勉強に取り組んでもらいました。

勉強ができると、勉強のやる気も出てくる。

つまずきポイントが解消されると、子供は出来ない問題を抱えていた時よりも、意欲的に勉強に取り組むようになっていきました。
勉強で、何度も同じようなことでミスをする時は、ただ直しをさせるのではなくて、「なぜミスをしたのか」に目を向けて、その原因を改善していくと、うまくいきました。

間違いの繰り返しを、親のアドバイスで解決する。

具体的に気をつける点を息子に言う前は、やり直しをしても、また間違えての繰り返しでした。こうなると本人も「また、やり直さなきゃないの?!」とふて腐れてしまい、やり直しをさせるのにとても苦労しました。
しかし、気をつけるポイントを本人に説明して問題を解かせると、間違いが減っていき、同じミスを何度もするようなことはなくなっていきました。
子供が効率的に勉強するには、親のアドバイスが大切なんだと、実感しました。

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