発達障害を持つ、うちの子の勉強方法 できる勉強法

子供が家庭学習で集中力がない3つの理由、勉強の場所・時間・相手

家では集中して勉強できない。

180301102

メニュー

180326001 180326002 180326003

子供が家庭での勉強に集中できない3つの理由

子供が家庭で勉強に集中できない理由は、3つあります。

自宅で勉強する時に、集中して勉強ができない子が多くいます。

キョロキョロしたり、ボーッとしたり、勉強中に全然していない子を見つけては、
「集中して勉強しなさい!」と、子供を叱ってばかりの母親も多くいます。

しかし、自宅で集中して勉強できない子でも、学校の授業では毎日6時間くらい、静かに椅子に座って、勉強しているのです。

なぜ学校では長時間勉強ができるのに、自宅では集中できないのでしょうか?
それには、「場所・時間・相手」という、3つの理由があります。

学校で勉強する環境

学校で勉強に集中できる3つの理由です。

まずは、なぜ、学校では、勉強に集中できるかの理由を考えます。

1、勉強する場所

教室では、なんとなく集中できる。

1つ目の理由は、学校の教室は、勉強をする場所だと、無意識に子供が考えているからです。

その証拠に、学校の中でも、体育館に行くと、子供達は、はしゃいだり、そわそわします。
また、家庭科教室に行くと、普段の教室と違って、落ち着きがなくなります。

普段の教室で行う授業に集中できるのは、その教室という場所が、自分にとって勉強する場所だとインプットされているからなのです。

2、勉強する時間

始めのチャイムが鳴ると、授業の気分に鳴る。

2つ目の理由は、授業の時間は、勉強するものだと、無意識に子供が考えているからです。

その証拠に、授業の合間の休憩時間に勉強すると、子供達は落ち着きがなくなり、勉強に集中できません。
また、給食の時間や昼休みにまで勉強させると、子供達は全く勉強に集中できないでしょう。

学校では、勉強に集中する時間、それ以外のリラックスする時間を、明確に区切って、子供の集中力を高めているのです。

3、勉強する相手

みんなと一緒だから、集中できる。

3つ目の理由は、学校の授業では、クラスメイト全員が授業を受けているからです。

学校の授業は、一人だけで受けるわけではありません。
同じクラスのお友達全員で、一緒に授業を受けます。

周囲を見れば、みんなが勉強している、その雰囲気の中にいれば、みんなと同じ行動を取ろうと、無意識に子供が考えるからです。

一緒に勉強する仲間がいるから、学校では集中して勉強できるのです。

子供の家庭学習の集中力を高める3つの勉強方法

3つのポイントで、集中力アップ。

学校で勉強する環境を参考に、家庭学習でも、「場所・時間・相手」の3つのポイントを工夫します。

1、勉強する場所

リビングかダイニングで勉強。

子供が勉強する場所は、リビングやダイニングです。
その理由は、一人だけだと、子供は勉強に集中できないからです。

一人だけで勉強に集中するには、強い意志が必要です。
自分の部屋で、一人になると、子供は、ついつい緊張感がなくなり、勉強に集中できません。
小学生の頃は、自分の部屋より、親が見守れる場所で勉強した方が、効率が上がります。

中学校や高校生になって、自分一人だけでも必ず集中して勉強できるまでは、親の目の届く、リビングやダイニングで勉強させましょう。
意思の弱い子の場合は、中学生や高校生になっても、親の目が届く場所がオススメです。

姿勢が正しくなる場所

勉強に集中するには、姿勢が重要。

勉強する時には、机やテーブルの椅子に座らせて、姿勢を正しく勉強させましょう。
チャブ台のような低いテーブルで勉強させる場合は、座椅子に座らせると、姿勢が崩れにくくなります。

ベッドやソファーに寝そべりながらの勉強は絶対にダメです。
当たり前ですが、そんな姿勢では、集中力が長続きしません。

子供の勉強中は、家族もテレビを我慢。

テレビが気になると、集中できない。

テレビをつけたまま勉強すると、子供は勉強に集中できません。
テレビの画面が見えなくても、テレビの音が聞こえるだけで、勉強に集中できなくなります。

子供が勉強している時間は、家族みんながテレビを見ないようにしましょう。

整理整頓された場所

雑然と散らかった場所じゃ、集中できません。

テーブルの上には、新聞や雑誌などを置かないように、片付けてから勉強を始めましょう。

マンガやゲームなどが近くに置いている場所では、勉強中に目に入ると、気が取られ集中力が落ちます。
マンガやゲームなどは、片付けて、見えないようにして勉強させましょう。

子供に勉強前に片付けさせるポイントは、まずは、親が片付けをしっかりすることです。
普段から、親が散らかして片付けしていないと、子供も片付けを絶対にしません。
子供の片付けは、まずは、親が実践することです。

2、勉強する時間

1日のスケジュールを決めて、勉強する。

家庭学習の時間割を決めて、毎日の勉強時間を固定する。

平日は、学校から帰って、5時から6時まで1時間勉強。
夕食を食べ終わった後、7時から8時まで1時間勉強。
朝起きて、7時から7時半まで30分間勉強。

子供の1日の生活を考えて、勉強する時間を固定します。
そうすることで、学校の授業の時間のように、子供は自然とその時間になったら、勉強の時間だと、気持ちを切り替えることができるようになります。

集中しやすい時間に勉強する。

放課後などに、他の仲の良い友達たちが遊んでいる時間に、家で勉強させても、勉強に集中できません。
そんな時には、まずお友達と一緒に遊ばせて、帰ってから勉強させた方が、集中して勉強ができます。

また、兄弟がいる場合は、ほかの兄弟が遊んでいる時間も、勉強に集中するのは、難しいです。
兄弟で勉強する時間を合わせて、一緒の時間に勉強させれば、お互いの集中力が高まります。

集中力が持続する時間

勉強する時間は「学年x10分」が目安です。

小学校1年生なら10分、3年生なら30分、6年生なら60分が、家庭での勉強時間の目安です。

短時間でも集中して勉強すれば、学習効果は高まります。
「5分で、この計算をやる。」
「10分で、漢字の練習をする。」

あまり時間が長すぎると、集中力が低下して、勉強の効率が落ちます。
子供によって個人差はありますが、短時間で集中した方が、結果的に、勉強の効率が高まります。

3、勉強する相手

一人だと、ついつい、手を抜いちゃう。

個室で一人だけの勉強は、学習効果が落ちます。
中学生や高校生になり、成長して意思が強くなれば、一人でも目的を持って、勉強ができるようになります。
しかし、意思の弱い子は、周囲に自分を見守る人がいなくなり、一人だけになると、集中力が落ちて、だらけてしまいます。

勉強の集中力を高めるには、勉強相手が必要です。
学校での授業では、クラスメイトに囲まれて、勉強相手がいます。

家庭学習では、親が子供の勉強を見守ることで、子供の勉強相手になりましょう。

この勉強相手とは、一緒に勉強する必要はありません。
家事をしながら見守るだけでも、子供は親の視線を感じて、緊張感が出ます。
ただ、掃除機のような、騒がしい家事は、さすがに子供の集中力を落としますので避けましょう。

家族も勉強する環境に協力しよう。

家族のみんなも協力してください。

  • 兄弟が楽しそうに遊んでいる。
  • テレビの音がうるさい。
  • 父親がお酒を飲みながら、テレビを見てゲラゲラ笑ってる。
  • 母親が電話で友達と話して笑ってる。
  • 父親と母親が喧嘩している。

子供が勉強している時に、こんな環境では、誰でも集中して勉強ができません。

勉強中には、家族みんなが勉強に集中できるように、協力することが大切です。

  • 母親が勉強を見守っている。
  • 兄弟が一緒に勉強している。
  • 母親が家事をしている。
  • 父親が読書をしている。

子供が勉強に集中する環境を作れば、自然と学習効果が高い勉強ができるようになります。

まとめ、勉強の集中力を高める「場所・時間・相手」

子供だけでは、家庭学習で集中して勉強することはできません。

勉強する場所の片付けや、勉強中には静かに見守る家族の協力で、子供の勉強の質が向上します。

1、勉強する場所
2、勉強する時間
3、勉強する相手

この3つを意識して、家族みんなで家庭学習の環境を作りましょう。

メニュー

180326001 180326002 180326003

-発達障害を持つ、うちの子の勉強方法, できる勉強法

関連記事

小学校1年生、算数につまずく子の勉強方法、1問ずつ丁寧に。

1問解いたら、答え合わせ。1問に集中して勉強する方法。算数が苦手な小学生の勉強方法、発達障害児に効果あり。

LD学習障害、算数ができない子。視覚的に教えると、なんとか解ける。

うちの子もLD学習障害です。勉強が生まれつき不得意な子がいます。学校から帰ったら、親子で絵を描いて算数の勉強。視覚的に教えることで、算数の勉強に未来が見えた。

わからないとこが、わからない。つまずきを確認できれば、勉強は理解できる。発達障害児に効果あり。

子供の勉強のつまづきを、親がしっかり確認してアドバイスする勉強方法。子供自身、わからないところが、わからない状態。わからなとこさえ、わかれば、そこを頑張ればクリアできる。ほったらかしじゃなく、たまには親も見てやることが大切。

子供が母親に勉強を教える。母親の質問に答えて復習する勉強方法。

母親が質問して子供が教える勉強方法。記憶が定着、発達障害児に効果あり。音読の後に、母親が質問する勉強方法。

勉強の間違いは「おしい」、全然惜しくなくても「惜しい」発達障害児に効果あり。

発達障害児には、間違いの指摘は慎重に。ドリルの丸付けではバツ×じゃなく、ふせんで目印をつける。勉強の間違いを嫌がる子、プライドを尊重してあげよう。