LD学習障害、勉強が生まれつき不得意な子がいます。
勉強は、生まれながらに得意とする子と、不得意とする子がいると思います。学習障害や発達障害で、勉強ができない子は、まさに不得意のタイプの子ですよね。
しかし、世の中は勉強だけではなく、たくさんの面で活躍する場があるし、勉強が不得意な子も、とても絵がうまかったり、人間関係を良好に保てる穏やかな性格であったり、良いところはたくさんあります。
高校を卒業するには、高校に入学すること。
ただ、今の日本の社会では、高校までを卒業すると言うことは、社会的にも生きていくためにはとても大切なことです。
その高校を卒業する前には、まず勉強して高校に入学をすることがクリアされないことには、卒業もできません。
うちの子もLD学習障害です。
うちの子もLD学習障害、発達障害と診断されています。今は小学生5年生なので、毎日学校に通うことをとても楽しみにし、学校での授業も嫌がることもありません。性格は協調性に優れ、お話など物語を読むのも聞くのもとても好きです。国語の勉強も読解問題は得意、理科や社会の勉強は、すんなり覚えることも苦ではありません。
国語はできるのに、算数が理解できない。
ただ算数は、授業だけでは全く理解できずに帰ってくることがあります。
家で算数の宿題を取り組んでいると、頭を抱えることもありますが、間違えることを気にしないので、最終的には「適当」に算数の宿題を済ませてしまうのです。
子供の勉強に、母親の私がついて一緒に勉強。
これではいけないと、母親の私が一緒に付いて勉強するようにしたり、終わった宿題を見せてもらったりしますが、何せ「適当」なだけに、間違いを説明してどうして間違えてしまったかを問うても、本人も分かりません。
算数の勉強、シールや絵を使い、数をイメージさせる。
算数の勉強では、間違えた理由がわからないだけに、また同じ間違いをしてしまうのです。
これではいけないと、ある方に勧められて「シールや絵を使って見て、わかるように教えてはどうか」と取り組んでみることにしました。
視覚的な刺激は、うちの子には効果的でした。
もともと、お話や図工、お絵かきなどが、うちの子は大好きなので、視覚的に刺激してあげることはわが子にはとても効果的でした。
特に図形を使った角度や面積を求める勉強では、公式を言われて当てはめることで簡単に解ける子もたくさんいます。しかし、うちの子は、なぜそうなるのかが頭にイメージできないようで、教科書を見ながらではできても、テストでは全く答えられませんでした。
学校から帰ったら、親子で絵を描いて算数の勉強。
学校から帰ってきたら、その日に習った勉強で、わからなかったことを本人に確認しながら、一からたどっていき、親子で、めいっぱい図形を描いて一緒に算数の勉強に取り組みました。
その勉強方法を続けると、覚えられなかった公式がちょっとずつ頭に入り、面積を求める問題が、なんとか解けるようになりました。
視覚的に教えることで、算数の勉強に未来が見えた。
視覚的に教える、イコール、子供の「なぜ?」「なに?」に答えることにつながっているんだなと確信しました。今では本人も、算数の宿題を取り組む時には、必ず絵を描きながら、勉強しています。
このまま親子で勉強に取り組むことで、好成績は取れなくても、なんとか地元の高校に楽しく通える未来が見えてきた気がします。