できる勉強法

わからないとこが、わからない。つまずきを確認できれば、勉強は理解できる。発達障害児に効果あり。

子供の勉強のつまづきを、親がしっかり確認してアドバイスする勉強方法

勉強でミスが多く、なかなか身についている感じがないわが子は、私から見ると、なぜこんな簡単な計算問題でと思うくらい、いつも間違えていました。
本人も間違えが増えると、勉強も面白くないのでしょう。途中で投げ出してしまうことも時折見られました。
私には仕事もあるので、日頃なかなかゆっくりと向き合って、勉強を見てやることも出来ず、本人任せになっていました。わが子が勉強で困っている箇所にも気づいてやれずにいたことを反省し、出来る限り、仕事と家事の合間に、毎日時間をとって、勉強の間違えているところをチェックすることを試みました。
けれど、ななかなか解決への兆しが見えてきませんでした。

子供自身、わからないところが、わからない状態。

子供の勉強を見てやるようになって、1つ、分かった事は、本人自身も自分がつまずいている箇所に、気が付いていないという事実でした。
自分でもどこがわからないのか、明白でなかったので、より混乱していたのでしょう。
ですので、わが子のつまずきを見つけて、整理していくことが先決と思いました。

親がしっかり勉強を見て、子供のつまずきを確認。

しばらくしてきて、見えてきた点がいくつかありました。その一つが計算の時に出てくる筆算です。
筆算は繰り上がりや、繰り下がりが出てきたり、学年が上がれば小数点が出てきたりと変化しています。足したりかけたりと、法則が変わればやり方も当然変わります。それが混乱していました。

筆算、小数点でのつまずき。

そして、筆算の単位の揃え方で、まずつまずいているのがわかりました。例えば、小数点がついているだけで、筆算に書き記すときに、12.5+3.8という問題があったとすれば、わが子は点の場所を無視して足し算で筆算する式のように書き表していました。なので答えは当然間違うのです。つまずきを見つけてやってそれを理解することさえできれば、随分対処法も変わって楽になってきました。

わり算の余りのつまずき。

割り算の時にも、余りのない割り算であれば答えを推測できるのですが、あまりのある問題になった途端に、商がわからなくなりわからなくなっているようでした。
他にも些細なところでたくさんのつまずきが見えてきました。

わからなとこさえ、わかれば、そこを頑張ればクリアできる。

つまずきを知ることで手立てが見えてきて、そのつまずきをクリアするために、じっくりと取り組むという、次の目標が出てきました。
位を間違えやすい筆算の問題の時には、「位に注意して解こうね。」と、前もって言葉をかけてやることにより、本人も気づくことが出来て、クリアできるようになってきました。
余りのある割り算では、一度答えに見当をつけてみて、まだ余りが割る数より大きいようだったら、もう一度やり直してごらんという風にアドバイスをしました。

子供の勉強、ほったらかしじゃなく、たまには親も見てやることが大切。

そして何より、そのつまずきをクリアできた時には、気を付けてやれば正解できたね!と本人の自信につながる言葉をかけて、次への意欲へと繋げるように配慮しました。
日頃忙しいからといって、学校に任せきりで、先生が見てくれるだろうと、安易に思っていた自分を省みたことと、子どものつまずきを親も知ろうとする気持ちも大切だったことを感じています。
子供の勉強のつまずきが見つけられたら、そこに向かって取り組むだけなので、随分と楽になります。毎日ではなくても、やはり学校任せにせず、親が子供の勉強を時折見てやることも大切だと思います。

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