できる勉強法

自分で決める勉強スケジュール、やることを見える化する勉強方法。発達障害児に効果あり。

勉強予定をホワイトボードに書く、子供自身が決めたスケジュールでやる勉強方法

うちの子は、勉強するべきことを指示しても、何をしたらいいのか頭に入っていないことがよく見受けられます。それをわかっているので、私もゆっくりと本人の顔を見ながら、勉強の手順を一つずつ説明することを、心掛けているつもりです。それでもいまいち効果はなく、私もうまく伝わらずに怒ってばかりの悪循環になることがありました。

ホワイトボードに予定を書いてみた。

学校の勉強でも、時間割が決まっているように、これから何をするのか言葉だけでは伝わりにくい部分は、目で見て補ってやれば、少しは変わるかもしれないと思い、家でも実行に移すことにしました。
子供が自分で気が付きやすいようにと、ホワイトボードに連絡帳のようにすることを書いておくことにしてみたのです。
すると、言葉だけで説明する時より少しましになりました。でも思っていたより効果がそれほどみられませんでした。
どうすれば気づいてくれるかと、わが子の行動を観察しながら再度考えました。

勉強する順番も書くと効果アップ。

そこで思いついたのが数字作戦でした。うちの子は、小さな頃から数を数えるのが大好きだったのです。何をするのも1番になりたがったり、ミニカーを全部並べて数えてみたり、車のナンバープレートを読んでみたりと、数字への関心はあるほうだったので、言葉より更に数字のほうが頭に入りやすいと思いました。
しなくてはいけないことを、優先順位をつけて書いてみることにしたのです。例えば、1、計算プリント、2、漢字プリントといった風です。

順番の数字を書くことで、段階の達成感が得られる。

この数字で書くことによって、1番は出来たよ。2番はこれからするよといった見通しを立てやすくなりました。
言葉だけで説明するよりも、断然指示が入りやすくなりました。はじめは混乱をしないようにと、2番までくらいにしていましたが、様子を見ているともう少し増やしてみてもいいなと判断し、徐々に数字を増やし5番まで作ってみることにしました。そして3番は休憩タイムにしました。
すると集中も途切れず、2番が終わったら休憩だよ。というと頑張ることも出来ました。5番まで頑張ればおしまいという見通しも立てられるようになってきました。

子供自身がスケジュールを決めると、さらに効果がアップ。

初めは母親の私がスケジュールを立てていましたが、子供が自分でスケジュールを立てるほうが、より効果があると思った私は、100均でマグネットシートを買ってきて、そこに数字を書いたものと、足し算、引き算、漢字、などといった、いくつかのカードを作ってやりました。そして自分で勉強のスケジュールを組み立てさせてみることにしました。

自分でスケジュールを決めるので、責任感と意欲

自分で勉強のスケジュールを立てると、やらないといけない勉強が、より明確になり効果があったようです。
苦手なものを3番の休憩の前後に持ってきたりと、子供自身が工夫しながらやり始めました。自分で立てた勉強スケジュールだと、達成しないといけないという責任のような思いも強くなるのか、意欲的に取り組む姿が見え始めています。
次の段階としては、今度は子供の自分の字でホワイトボードに勉強スケジュールを書かせてみてはどうかなと考えているところです。

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