できる勉強法

子供の勉強は、小さな成功体験の積み重ねが大切。発達障害児に効果あり。

少しずつステップアップする勉強方法で、子供の自信をつける。

子どもの学習スピードには、個人差が大きく存在します。学校で一斉に授業を受けている段階で、いまひとつ理解しきれていない子どもは、苦手意識を強く持ってしまいがちです。初めから完璧に正解を求めることをしないで、少しずつステップアップする方法で、子どもに自信を取り戻してあげたいですよね。
問題を間違えてしまったとき、「やっぱりできない・・・苦手なんだ、きっとまた出来ない」、そんな気持ちになってしまうことがあるかもしれません。そんな子供に対しては、正解する回数を増やしてあげる方法を考えていきましょう。○の数が増えた分だけ、自分のやる気が認められたような、充実感を味わうことになるでしょう。

失敗した経験が、大好きな算数を嫌いにさせた。

ミカちゃんは算数が大好きで、家庭学習では進んで計算問題に取り組みます。しかし、算数の中でも足し算や引き算は進んで取り組むのですが、どうしても掛け算九九には積極的に取り組もうとはしないのです。お母さんがたずねてみると、「学校の算数の授業で、九九の3の段を発表するときに、2つ間違えたら、みんなが笑ったからもうやりたくないの」、こう答えたのです。
子どもにとって、たくさんの人の前で失敗してしまった経験は、ひどく自信を失ってしまう経験になりかねません。そして、恥ずかしい気持ちが、苦手意識ややる気の低下を招いてしまうこともあるでしょう。

得意なもので達成感を得た後で、苦手と思われる項目に挑戦する方法

ミカちゃんのお母さんはまず、「間違えることは誰にでもあること。正しい九九を覚える良いきっかけでもある」、ということを、話して伝えたのです。そして、初めから九九のすべてを覚えることが苦痛に感じるのであれば、毎日少しずつ、計算カードでレッスンする方法を提案してみました。「今日は得意な2の段をトライしてみよう。それがクリアできたら、次は3の段に挑戦してみようね」、このようにして、得意なもので達成感を得た後で、苦手と思われる項目に挑戦する方法を実践したのです。
掛け算九九のカードは、苦手意識の強い段は、ミカちゃんの好きなピンク色のカードで記入してみたり、やる気につながるちょっとした工夫もしてみたのです。
プリントに記入して問題を解く際には、正解した問題には大きな○を付け、間違えた問題にはあえてバツはつけないようにしたのです。間違えたという意識を強く持たせることは、マイナスに働いてしまうと考えたためです。間違えた問題をやり直して正解した時は、大好きなピンクで丸を付け、頑張ってクリアした証を示すことにしたのです。

小さな成功体験の積み重ねは、子どもの心の成長につながる。

気付けばミカちゃんは、一か月ほどで掛け算九九を完璧にマスターすることができていました。もう九九に自信がついたミカちゃんは、割り算の問題に取り組むことを今から楽しみにしています。
このように、小さな成功体験の積み重ねは、勉強の習得とともに子どもの心の成長にもつながります。勉強が嫌いなわけではない子どもが、なかなか自発的に学習に取り組まない場合には必ず理由があるはずです。やりたいけど引っかかる何かが、そこにはあるのでしょう。得意だと思う自信さえ持つことができれば、間違えることを恐れずに挑戦することができるようになるはずなのです。
子どもの一歩を小さな一歩に設定しなおし、少しずつの成功の積み重ねを経験させてみるのはいかがでしょうか。

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