できる勉強法

ADHD発達障害、集中力が続かない子供の勉強法。

小学校3年生、集中できないADHD発達障害児の勉強法。

息子は小学校3年生、勉強の集中力が続かない子供でした。宿題を始めたかと思うと、すぐに妹と話し始めたり、他のことをやりだしてしまう状態でした。そのため、宿題一つ終わらせるのに、時間がかかっていました。

ストップウォッチで時間計測

最初から、一つの勉強が全部終わるまで、集中させるのは無理な様子だったので、まずどのくらい今は集中して取り組めるのかを見ていました。勉強に取り組めるだいたいの時間がわかったら、その時間で解けそうな問題の内容を考え、「ここまではこのくらいの時間で終わらせるよ」と目標を決めて、ストップウォッチで時間をはかります。このストップウォッチはかなり使えるので家庭学習の必需品で、我が家は1人1個持っています。

時間計測で、面白いほど集中して勉強する。

タイマーをかけておくと、ピピピッと音が鳴るまでに勉強を終わらせようと子供はその間、おもしろいほどとても集中して勉強に取り組みます。
タイマーが鳴ったあとは少し休憩して、また先ほどの要領で勉強を始めます。休憩時間も何分と決めて、タイマーをかけておくと切り替えができて良かったです。そうしていくと、必ず決まった時間は集中して勉強するのでダラダラ時間が経過していくことはなくなりました。

慣れてくると自分から次の勉強を始めるようになった。

だんだんに慣れてくると休憩せずに「はい、次やるよ」と自分からさっさと次に取り組むようになりました。
そうしていくと、おのずと、集中して勉強できている時間が長くなっていき、1つの事を終わらせるのに時間がかかるという事もなくなっていきました。

タイムを競うと、さらに勉強の効果アップ。

計算の勉強の場合はタイマー方式ではなく、同じ問題数を何分で解けるかを計ると、前回よりいいタイムを出そうと集中して取り組んでいました。ちょうど使用していたドリルは、同じ問題数ずつ載っているドリルだったので、毎回タイムを計り、そのタイムを空いているスペースに記入して意識させました。そうすると、計算スピードも速くなっていき、間違いも少なくなりました。

国語と算数、時間を決めて交互に勉強。集中力が途切れない。

あとは、その子供にもよりますが、集中できる時間毎に教科を変えて勉強するのも良かったです。例えば、宿題が算数と国語がでたとします。集中できる時間は5分です。あらかじめ5分で解けそうな問題ごとに区切っておきます。そうしたら先に算数の問題を5分取り組みます。5分経過したら、次に国語5分取り組みます。また5分経ったら算数・・・というような感じです。
別の教科にチェンジすることにより、また新たに集中し直せるようでした。これも継続して勉強していくと、だんだんに集中できている時間が長くなり、しかも飽きずに勉強できる点が良かったです。

ADHDで集中できない発達障害児、タイム計測で集中力は伸ばせる。

集中できない息子を見て最初は「この子はこういう性格だから無理かな」と諦めかけていましたが、タイマーやストップウォッチを使った勉強方法を試したところ、今では決められた課題を集中してこなせるようになりました。勉強に集中できる時間をちょっとずつ積み重ねていくことにより、子供の集中力は伸ばせるのではないかなと思います。

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