勉強ができる子になる習慣

散歩で勉強、歩きながら親子で会話する習慣が、子供の勉強になる。発達障害児に効果あり。

子供の成長に、親子の会話は大切。もちろん勉強にも。

昨今は、新聞や雑誌、本など以外にも、パソコンやテレビ、ケータイのメールなどで、情報を入手する機会が増えており、気がつくと、電話で話すことすら少なくなっていますよね。
互いに双方向で言葉のやり取りをかわすことが、めっきり少なくなっており、この状況は、脳にとって、けっしていい環境であるとは言えないとのことです。
実は、相手の話をきちんと聴くというのは、とても高度な脳機能であり、そのような機会が少ないと、脳機能がおとろえるのだそうです。

人の話を聴くことは、とても高度な脳機能だそうです。

このことを知ってから、意識的に、小学生4年生の息子との会話を増やすようにしてみました。
会話するのは、ちょっと近所のコンビニにおつかいにいくときや、駐車場まで歩く道すがらなど。時間としては、2~3分程度と短めではありますが、歩きながらの暗記は記憶力を高めるというデータがあるとのことから、「歩きながら」会話をすることに重点をおいてみたのです。

外出先で歩きながら親子の会話。

まずは「ここに椿が咲いているよ」「沈丁花のかおりがするね」「ここの犬、日本犬かな。小型だけど、たくましい感じがするよね」などと、気づいたことを言葉にしてみます。
すると「椿ってきれいだね」「沈丁花って、なあに?」「日本犬って、どんな犬なのかなあ?」などと、子供も感じたことや、疑問に思ったことを素直に言葉にして返してくれるので、そこから会話が広がります。新しい知識が増えたり、好奇心が旺盛になったりする効果がありますよね。

親子の会話、息子の嬉しそうな表情。

さらに「この頃、お皿洗いを手伝ってくれてうれしいな」「朝早く、学校に行くようになったけど、そんなに早く行って、何してるの?」などと日ごろ思っていること、感じていることも話してみました。
こう話したことにより、息子がとても嬉しそうな表情をみせてくれて、次の日からもさらに頑張ってみせてくれたり、「学校で飼っているメダカの赤ちゃんが生まれそうだから」などと、これまで知らなかった情報を提供してくれたりします。親子のコミュニケーションをはかるという点からも有意義な時間になります。

会話の中に、クイズ形式で勉強の問題。

そうやって、息子が会話を楽しめるようになったら、ちょっとだけ一緒にお勉強。
「さあ、ここで問題です。県庁所在地を北から言えるかな」「九九を言ってみようか」
机での勉強で、こういうと、嫌がる息子ですが、歩きながらの短い時間なら、クイズ感覚で勉強を楽しめるようで、嫌がりません。
ああでもない、こうでもないと、知恵をしぼりながら、全問正解。
「やったあ」と喜びながら、満面の笑みで、スキップする息子をみながら、こちらまで幸せな気持ちになったりするものです。

学校の先生から、表情が豊かになったと言われました。

このような日々の小さな積み重ねが功を奏したのでしょうか。
学校の先生や、まわりの大人たちから、「最近、積極的に話をするようになった」「表情がゆたかになった」などと言われることが増えました。

会話でのクイズ形式の勉強方法も効果がありました。

クイズ形式で覚えた知識が、勉強の役に立ったようで、テストの成績もアップしています。
ちょっとした工夫ではありますが、子供にとっては、勉強を楽しいと感じるきっかけに、なるのかもしれませんね。ぜひ、大勢のお母さんたちに、試していただきたい勉強方法です。

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