勉強ができる子になる習慣

子供の勉強は失敗を見守り、努力した点を認める習慣。発達障害児に効果あり。

成果ではなく、努力を認める。子供の失敗を見守る勉強方法。

子どもに自信を持たせて、「あなたならやればできるよ。」という気持ちにさせるのはどうしたらよいのでしょう?
これは、私も子育てしながら悩んでいたことです。もちろん今も試行錯誤しながらなのですが、私は大切な「褒める」ということを、少し取り違えてしまっていたばかりに、行き詰ってしまったことがあります。

子育ては、褒めて育てる。

私のモットーとして、子育ての中で褒めて育てることを意識してきました。
「すごいね。」「100点ばっかりだね。」「ピアノもみんなの演奏の中で一番上手だったよ。」と、子どもが頑張った時には、子供を認める言葉がけを欠かさずしてきました。
褒める効果は子どもの自信を生むし、親が怒ってばかりだと、子どもはどんどん勉強嫌いになってしまうと思います。ですので、勉強を褒めることで、勉強のやる気につながるものだと、信じてやみませんでした。

単純な褒め方では、効果がなくなってきた。

実際に、低学年のうちは、この方法でどんどん勉強のやる気を出してくれていたし、さほど問題を感じることがなかったので、これでよいのだと確信しながら過ごしていました。
しかし、年齢が上がってくると、子どもも単純ではなくなり、心も成長してくるに伴って、親の表面的な褒め言葉では心に響かなくなってしまいます。

失敗した時に、褒めても投げやりに。

少し難しい勉強になってきた時、周りがどんどんピアノも上達してきて、もっと上手な子が現れた時に、失敗してしまったらどうしようという、不安のほうが先に出てしまって、問題を解いたり、挑戦する前に出来ないと尻込みをしてしまいました。そして「もうやっても無理!」とネガティブで、投げやりな感情が見えるようになってきました。
ピアノで入賞出来なかった屈辱を味わったときに、「もうできない」と言う感情になる前に、「やれば出来る、次頑張ったらいいんだね!」という気持ちに切り替えてやれなかったことで、自分の褒め方について考え直すことになりました。

失敗から学ぶ経験が大切。

子どもに色々な経験をさせて、自分にしかできないものを見つけ出してほしいという思いから、失敗をさせないように、こちらも手助けをしてあげていた部分もあり、失敗に対して全く免疫がなかったのだと思います。
失敗は誰にだってあることだし、どれだけ避けようとしても、避けられるものではありません。いづれ直面します。その時に、次、頑張ればいいんだよという経験もさせるべきでした。

失敗した時の褒め方、親の腕の見せ所。

失敗した時こそが、親がいかに褒めるか腕の見せ所だと思います。
「今回は残念だったけど、周りの子は、もっと早くから準備していたのかもしれないね。」などと、失敗から目をそらすことをせず、まっすぐに向かい合い、問題だった点について的確なアドバイスをすればよかったと思います。

努力してきた点を認める褒め方。

そして、次に向けて改善できるところを、子供と一緒に考えたりすることで、一歩先にちょっと目を向けられるようになると気づきました。
褒めることも大切なことです。でもすごい!とか、成果を出したことに対して言うのではなく、「努力してきた点」を認めるということも大切ですね。
失敗から学べる子は、将来強いと思います。
親も失敗しないようにと、先回りしてレールを敷かず、子どもの失敗を見守る我慢も必要だなと思います。

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