障害児の勉強失敗談

ADHD発達障害児、子供の勉強は、母親が力を抜いた方がうまくいく?

小学校5年生、授業に集中できないADHD発達障害児

40代の看護師、女の子一児の母親です。子供の勉強に本腰を入れたのは、小学生の高学年になってからです。それまでは、わたしも仕事の方が忙しく、あまり子供の勉強の見てあげれてませんでした。仕事上、勤務も不規則になりやすく、いつもくたくたで、たまの休みは家のことをして、家族で一緒に楽しく時間を過ごすことぐらいしか意識してませんでした。

子供の勉強は、ほったらかしでした。

私自身が子供の頃に、勉強のことをうるさく言われてこなかったので、子供にも宿題を忘れない程度に勉強をやっとくよう、しつけているくらいでした。なので、良くも悪くも大らかに構えていたので、子供の不得意な算数もほとんど放置している状態でした。
子供もわたしに似て大らかで、周りの子達との勉強の差にも、危機感を感じていませんでした。算数が苦手なのは知っていましたが、子供ってそんなものかなと、親の私は勝手に思ってました。

授業参観で、子供が授業中にぼーっとしてる。

子供が小学5年の時の話です。ある時、何とか仕事の休みを取って出席した授業参観の時に、気が付いたのですが、そんなに難しくない分数の割り算で、周りの子は活発に手を上げて授業に参加していました。それなのに、うちの子は先生の分かりやすい説明を聞いていても、何だかボーっとしている感じで、ちょっと「アレ?」と違和感を感じました。そして先生の質問に他の子達は楽しそうに参加しているのに、やっぱりうちの子は黙ったままでした。
それから子供達が今度自分で問題を解くことになった時、他の子達は一生懸命考えながら問題を解いているのに、何とうちの子は問題だけ書いて、あとは知らん顔をしていたのです。まるで他の生徒の答えを待機しているみたいでした。

子供の勉強に危機感を感じた。

授業参観の後に、さすがにこれではいかんなと思ったので、子供と勉強のことについて話し合うことにしました。子供が言うには、小数点の割り算で算数につまづいてしまった以降、全く算数の勉強にやる気が起きなくなったようです。そして、できないからといって、先生に聞いたり何てこともするタイプではありませんでした。算数の問題が解ける解けない以前に、勉強に対する姿勢や、意欲がこの先の受験や仕事にも大きな影響を与えると思って、危機感を覚えました。

母親の私が頑張って勉強を教えてみました。

それで、私なりに、小学生ならまだ教えられ!と思い込んで、苦手なところの猛特訓を親子で始めました。はっきり言って、ただの自己流です。人を教えたことのない、おばちゃんの私が、これ位自分でできるだろうと思って、昔の記憶をたどりながら、小数点さえ分かれば問題は解決すると思い込んでいました。母親の自己流では、限界があると気がつくのにそう長くはかかりませんでした。

素人の母親が教えるより、専門の教材を使った方が効率的に勉強できる。

子供に勉強を教えてみて気がついたことがあります。問題が解けるというのと、人に教えるというのは違うんだということ。やはり教育のプロや専門書が、こんなにも出回っているとことを考えれば、勉強を教えるのは一つの高いスキルだと思いました。生徒の何が分からないのかを的確に判断して、必要なことを教えてあげる。勉強を教えてあげるためには、色んな角度から物事を説明できる能力も必要であること等です。

通信教材を使ってみると、わかりやすく勉強ができる。

それで何かの助けが必要と思い、塾等はちょっとハードルが高かったので、通信教材の学研の子供チャレンジをまずはお試しでやってみました。結果、とても良かったです。子供にとって楽しく分かりやすいのはやる気にもつながりました。そしてできなかったことができると、自信にもつながって分からないことをどんどん人に聞けるようになったなと思います。親としては、結果に関わらず子供が勉強の問題解決のために払った努力が、一番の教育だと思いました。おかげで今は受験生になりましたが、あの時気が付いた子供の勉強の苦手分野に、母子共に奮闘して取り組んだことは親である私の勉強になりました。

親の役割は、効果がある学習教材を子供に与えること。

気をつけていることとして、もちろん親は子供の教育に関わる必要がありますが、放置しても、子供に無理やり問題を解かそうとしてはいけないことです。親は子供の勉強に対する姿勢や態度には目ざとくありたいですが、勉強を教えるのは、子供のために楽しく分かりやすい勉強方法が実現できる通信教材などのサービスを使いこなすように、知恵を発揮することかなと思います。

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