障害児の勉強失敗談

苦手な漢字を頑張って勉強、自信を持つと進んで勉強するようになった。

小学2年生、ADHDの息子。算数は得意でも漢字は苦手。自信で子供は変わる。

小学2年生の息子を持つ40歳の母親です。建設会社で20年ほど一般事務をしています。私はA型に見えないほど適当なところがありながら、一回気にしだすと最後までやらないと気が済まないところもあります。
子供の勉強に関しても、口うるさく注意してしまうので、常にうるさいって息子に文句を言われてしまいます。息子はそんな私が大丈夫か心配になるほどの適当な性格で、天然のお調子者です。また、ADHDの傾向があり、注意力が弱く、気が散りやすいのですが、授業中に立ち歩くなどの問題行動はありません。

ADHD発達障害の息子、算数の勉強を褒められ、よく頑張る。

そんなうちの息子ですが、1年生のときクラスの担任の先生が「算数の勉強が得意だね」と言ってくれたことが、とても嬉しかったらしく、その日から「俺は算数の勉強が得意なんだ!」とその気になってくれ、2年生になった今でも、算数の勉強は、調子よく頑張っています。ただ単に、お調子者って気がしますが、その性格がプラスになっています。

漢字の勉強は苦手、テストで20点。

算数の反対に、最もできない勉強が漢字です。夏休み前に50問テストがあるので、テストのプリントを持って帰ってきたのでやらせてみると、なんと20点。先生が漢字90点になるまで、夏休みまで再テスト・再々テストをいくらでもやります、と話をしていたので、その日から毎日頑張って一緒に漢字練習をしました。

毎日の家庭学習で、漢字を練習させています。

書けない漢字を20字程度、毎日ノート書いて練習。そして私が作った練習用のテストをやらせて、そこで間違えた漢字をまた練習、それを毎日繰り返し勉強していました。
次の学校での漢字テストを目標に頑張って、徐々に間違える字が少なくなってきました。

漢字テストで85点、勉強した成果が出ました。

学校でテストがあった日に、家に帰ってきたら、「頑張ったんだけど85点かな?」と、息子が言いました。そのとき私が「よく勉強頑張ったね。最初は20点だったんだから、すごく覚えられたじゃん。」と言うと、照れくさそうに「うん!!」と嬉しそうに答えてくれました。
夏休みに入り、先生との面談のときに、漢字テストの答案を返してくれるので、漢字テストの結果を楽しみに面談に行ってみました。テストの結果は、息子の予想通り85点。間違った漢字は、思わず先生も私も「おしい。」って言ってしまう、ちょっとした間違いばかり。あとちょっとの頑張りで、100点が取れそうな内容でした。

できたと思ったら、次は15点。また勉強のやり直し。

本人にテスト結果を言うと「やっぱり」となぜか自信満々に答えてくれました。
夏休みが明け、2学期が始まり、漢字テストの結果を見てまたまたびっくり。今度はなんと15点。前より点数が取れないって。こないだ一生懸命頑張ったのは何だったんだ、と思われる点数が帰ってきました。

一度、漢字に自信を持ったら、進んで勉強するように。

当の息子本人は「次は漢字の勉強頑張る」と自信満々に言ってます。算数の勉強と同じように、漢字にも自信をもたせたので、嫌がることなく、毎日勉強を頑張れるようになっています。自分から進んで、勉強するようになったのは、大きな進歩。あとはテストの点数が良くなってくれればいいのですが。

-障害児の勉強失敗談

関連記事

単純な計算ミスが多いADHD発達障害児。勉強はやり直しが大切。

ADHD小学校5年生。勘違いが多い、単純な計算で悩んでしまう子の勉強方法。何度もやり直せば、いつかはできる。しばらくしたら忘れてる、繰り返し復習が必要です。

テストの間違いの復習で、好きな勉強・得意な勉強をより完璧に。

間違ったテストで、復習を繰り返す勉強方法。ADHD発達障害児。 小学校4年生のコウキ君は算数の勉強が得意です。足し算も引き算も、3桁の数字までなら簡単に暗算で解いてしまいます。でもちょっと、うっかりミ …

ADHD発達障害児の勉強、かけ算九九、ちょっと人と違う方法で、やってしまう。

小学校3年生、ADHD発達障害児の失敗談。算数は、同じことの繰り返しが嫌い。ADHDの特徴です。かけ算九九、なんとか覚えたけれども?ちょっと人と違う方法で、やってしまう。

息子は小学6年生、アスペルガー症候群。作文の勉強方法と、通信教材の失敗談。

子どもは現在小学6年生。好奇心旺盛で、興味がある事は自分で試してみたくて我慢ができない男の子です。発達障害の一種の、アスペルガー症候群の傾向が見られると、言われています。

円は365度?1年は360日?うっかりミス連発、ADHD発達障害児。

円は360度、1年は365日。注意力が弱く360と365がごちゃ混ぜになる、ADHD発達障害児。