小学校5年生、勉強に興味がない、ADHD注意欠如多動性障害の子
39歳の専業主婦で、元OLです。私の性格はおとなしく、小さく地味なことをコツコツ努力することが好きです。
子供は一人で、小学5年生の男の子。臆病だけれど、いいカッコしいで、見栄を張るけれど、実際には誰かに頼らないと出来ない甘えん坊です。
体育好き、勉強はほぼ全教科苦手。
子供の得意科目は体育、体を動かすことは大好きです。不得意科目は、勉強のほぼ全教科ですが、特に算数と国語が苦手。掛け算が苦手のため、割り算も出来ず、算数はつまづいてばかりです。
国語は本を読むことが嫌いのため、文章力が身についておらず、自分で文章を作成する力も、文章を読んで理解する力も足りません。
勉強を嫌がり、興味がない。
子供が勉強がここまで苦手になったのは、まずは自ら勉強をしようという、意欲を私が損なってしまったのが一番の大きな失敗です。
小学校1年生になった時に、「勉強しなきゃ大変だよ」「宿題はやったの?」「ちゃんとやらないと先生に怒られるよ」と、常にガミガミと言い続けてしまったのです。とにかく心配で、今後この子が困らないように、と必死でした。
しかし、その言葉によって子供は反抗し、勉強自体を嫌なものと、認識してしまったのです。自ら勉強することも避けるようになりましたし、私が怒れば怒るほど、余計に怒らせるようなこともする様になりました。
ダメだと焦って、叱り続けてしまった。
結局悪循環で、勉強しろしろと言うからしなくなり、テストの点数は悪くなり、面談では注意され、その後また、私ががみがみ言ってしまう、という状態です。
何もしないから、テストがあることも私には伝えなくなり、100点満点中10点台の答案用紙を、持ち帰ることも有りました。
本当にどうしたらいいのか、分からなくなっていたのです。このままじゃダメだ、ダメだ、と焦り、ただ私が子供をしかりつけるだけでした。
ガミガミ言うのをやめたら、自主的に勉強を始めた。
主人に、勉強しなさいと言われて、勉強をしたくなる子はいない、と言われたのです。それをきっかけに、がみがみ言うことを止めてみました。最初は不安だったのです。言わなければ本当に何もしないままでしたから。
でも、それを我慢して、何も言わない日々を続けると、自分で「勉強しなかったから失敗した」と気づくことが出来るようになったのです。そして「テストの点数悪いと、隣の友達に笑われるから勉強しなきゃ」と言いだすようになったのです。
恥ずかしい思いをして、このままじゃいけないと思ったのでしょう。私が、「もういいよ無理しなくても」と言うと、今度は逆に「このままじゃまずいんだよ!」と怒って勉強をするようになりました。
失敗して自分で学ぶ、子供の自覚を尊重しなきゃだめ。
親は子供に失敗させないように、先走ってあれしろこれしろと、言ってしまうけれど、本当は子供に失敗させて、自分で学ばせるという体験が、必要なのだなと気づきました。
自分のペースで勉強するのが好きなようで、学習塾には行きたくないって言っています。家庭で勉強できる通信教材には興味を持っているようなので、子供がやりたいと言ったら通信教育を申し込んでみようと思っています。
子どもと言えど、しっかりと自覚を持った一人の人間です。信じて尊重しなければだめなのですね。