小学4年生、明るく元気で天真爛漫、ADHD注意欠如多動性障害の子
40歳の主婦です。夫の扶養範囲内で幼稚園教諭をして15年目以上です。出産や育児で、仕事を離れていた時期も少しありますが、幼稚園での仕事は体力的に疲れますが、園児と一緒に遊ぶと癒されパワーをもらえます。私自身は、人と話すことが大好きで、温厚で社交的なな性格だと思っております。
うちの子どもは小学校4年生の女の子です。子どもの性格は、私とよく似て、明るく元気、天真爛漫という言葉がぴったりな子です。とってもポジティブで、困難があればあるほど、頑張って乗り越えようとするタイプの、やりやすい子です。ただ、とても雑で、詰めの甘い性格がネックです。
勉強では、理科が嫌いで、算数は好き。
子どもの勉強の不得意科目は、理科です。苦手な理由は、教科書で聞いていても面白くないのだそうです。実験を通して教えてくれるものは、比較的好きなようですが、教科書だけでは、電池のことや、星のことなども、あまり興味がわいてこないので頭に入らないのでしょう。
得意な科目は算数です。算数は答えが決まっているから、好きなのだそうです。やり方さえ学んでしまえば、解き方は一緒なので、暗記したりする必要がないからだと思われます。
難易度の高い教材を、取り組ませてみると。
私は、子どもがなんでもやりたいと、ポジティブな子で、難しいほど頑張る子だったので、少し難易度の難しいといわれる教材を用意して、取り組ませることにしました。
学校で習ったものを、さらに応用をくわえて、ひとひねり難しくした内容のものだったら、より頑張るのではないかと考えてしまいました。これが失敗でした。
小学生のうちは、基本が一番大事。
やはり、小学校のうちは、基本は授業の内容をしっかりと定着させることが目的で、応用問題が解けるようになるということは、目標にすべきではありませんでした。
解いたことのある問題を反復し、丸をもらい、出来たという達成感を味わい、自信を持たせることが先決でした。
それなのに、学校での勉強は学校でできているものと過信して、更に習っていない問題を与えても、子どものやる気を喪失させるだけで、伸ばすことにはつながりませんでした。
学習教材は、無理のないものを選ぶ。
子どもは、「習ってないからできない」と、早々にさじを投げてしまい、得意な算数でさえも、問題をみたがりませんでした。
母親である私が、きちんとサポートしてあげて、学習教材をやらせるのであれば、問題なかったと思います。でも、ある程度、子どもの自主性に任せて・・というやり方であれば、毎月やりとげないといけない課題が、到達できなかったりし、学習教材に払ったお金だけが、どんどん無駄になっていきます。そして、ついつい子どもに八つ当たりしてしまうという、悪循環に陥りがちです。
教科書を中心に勉強、そして応用をプラス
そこで、私は、考えを改め、使っていた学習教材をやめ、付録もなにもついていない学校の教科書と、きちんと教科書に準拠した教材のプリントをすることにしました。
学校の教科書に準拠していれば、国語なども実際に学校の授業でやっている単元の復習ができます。
問題も基本問題が中心で、最後に思考力を問われる応用問題をプラスしているようなスタンスなので、きちんと理解を深めることができます。
子どもも拒絶反応を示さず、楽な気持ちで、無理なく問題に取り組むことができました。
小さな自信を、いっぱい身につけること。
子どもが自主的に進めているのを見て、自分が犯していた間違いに気づきました。
やる気がありポジティブな子どもこそ、高い壁を用意するのではなく、小学生のうちに、小さな自信をいっぱい身に付けさせてやり、中学につなげていくことが大事な時期なのでしょうね。