障害児の勉強失敗談

集中できない発達障害児には、短時間で効率的なカードの勉強方法

発達障害児には、集中が苦手な子って多いですよね。

小学校低学年から足し算、引き算の勉強が始まり、すぐにかけ算、割り算が始まります。
低学年の間に、四則計算を全て勉強してしまう事になります。この四則計算はこれから先、算数・数学の勉強をするためにも、最低限できなければならないことです。
しかし、足し算、引き算の計算が遅いという悩みや、かけ算の九九を連続して唱える分にはできるのですが、実際の問題になると間違え、計算が遅いという悩みを抱えていらっしゃる方結構いませんか?

静かに机に向かって勉強、これって発達障害児には難しいことなんです。

子供にとっては、机に向かって紙に書く、という勉強自体が結構苦痛なのです。机に向かったと思ったら、机の上の文房具が気になってしまったり、問題をただ眺めていたり、外の天気の事が気になったりと、なかなか集中しません。しかし、そんな時は子供自身も気分が乗らないことにもどかしく、嫌な気分になっているものなのです。

集中が苦手な障害児には、カード学習が効果あり。

そんな時には、思い切って机を離れて、一緒にゲーム感覚で勉強しませんか?家でうちの子と、足し算も、引き算も、かけ算も、カードを作ってゲームのようにして勉強してみました。そしたら、子供がとっても食いついてきました。まずは足したり引いたりして、10になるような足し算と引き算のカードを作ります。例えば、「8+2」や「10は7といくつ?」という感じです。そして、テンポよく次々にカードをめくっていき、10問ずつ区切ります。正解数を記録していき、全問正解できた時には、好きなシールを貼っていくという取り組みもいいです。シール欲しさにがんばろうと思ってくれたら、子供にとっては勉強することが楽しみになります。

あきないように、楽しくカードで勉強。

かけ算は、九九カードを一緒に作ってからやるといいです。最初は1の段から順番にやっていき、正解と不正解と、ちょっと危ないという3つのグループにカードを分けていきます。そして、不正解とちょっと危ないグループのカードが、正解のグループに入るようにしていきます。全てが正解のグループに入ったら、各段ごとに1から順番に問題を出したり、9から順番に出したりします。
その後は各段ごとにランダムに出していきます。各段ごとのランダムができるようになったら、段関係なく、すべてをシャッフルして行います。毎回、シャッフルしてその中から何枚か子供に選ばせると、やらされている感が少しでもなくなるのでお勧めです。カードに慣れてきたら、お風呂でエアカードを使って練習もできますよ。

集中できない子は、短時間で効率的な勉強方法が重要です。

小学校低学年の勉強は、特に訓練の部分が多いです。長時間やるのではなく、毎日隙間時間を使って、楽しく訓練し、分かるようになったら机に向かって勉強する時間を増やしていけば、子供も勉強が苦にならなくなります。勉強が楽しくなれば、自分から進んで勉強するようになるかもしれません。その結果、勉強が好きになってくれ、成績が伸びてくれたら最高ですよね。

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