障害児の勉強失敗談

ADHD発達障害児、子供本人のペースでの勉強が大事

小学校6年生、活発で元気で、勉強の能力はあるけど気が向かない、ADHD傾向の子

私は42歳パート主婦です。教育ママではありませんが、勢いの良い性格の為、子どもからしたら、厳しくうるさいママかもしれません。
子どもは現在小学校6年生で、活発でゲーム好きで元気な男の子です。一昨年4年生の頃の話ですが、学校で出されるドリルの宿題もほとんどやらず、宿題の締め切りにはいつも間に合わない、授業中に指されても、答えられないのに、にこにこ笑っていて気にしない、と言うような事が続きました。

いきなり高価な教材を購入、もったいない結果に。

これではいけない!と思い、ベネッセの進研ゼミを購入しました。やらせなくては!という焦りから、お試しではなく、いきなり購入してしまったんです。
しかし、結果はどんどん溜まっていく一方で、やりなさい!と無理にやらせようとしても全く集中出来ませんでした。高かったのに、もったいない・・・
つぎの年には高学年の5年生になる、その前になんとかしなくては…と悩みました。

好きなことはやる、気が向かないことはやらない。

息子は本を読むのが好きなので、国語は得意で読解力はきちんと身に付いていました。漢字はドリルをやらないので、60~70点と、いつもおしいところでした。算数は応用問題になると、頭を悩ませていました。あまり算数は得意ではないというか、気が向かなかったようです。

姉の習い事に時間をかけ、弟の息子のことは、ほったらかしに。

息子の上には姉がいて、姉の習い事が毎日のようにあったこともあり、あまり弟の息子には手をかけて来なかったことを、とても後悔しました。私がパートの仕事もしているので、仕事から帰ってくるとバタバタとして、息子を置いて姉の習い事に出掛けてしまう、帰ってくると迎えまでに夕飯の支度をしなければ!という毎日でした。
夫は帰りが遅く、休みが平日1日のため、息子と関わることも殆どなかったので、母親である私1人で頑張らないと!という意識ばかりでした。

仲が良くなった友だちの影響で、勉強に気が向きはじめる。

息子の勉強をどうしたらいいか悩んでいた時、同じクラスで仲が良くなった友だちの影響からか、学校でドリルを終わらせて来るようになりました。息子と同じクラスの友だちは、習い事があるため、学校でドリルを終わらせないと、家では時間がなくて出来ないという事のようでした。その頃から、徐々に息子の成績も上がり始め、ドリルも締め切り前には、きちんと提出できるようになっていました。担任の先生の話だと、授業中もすすんで手を挙げるようになって来ましたと、嬉しい報告を受けました。

私のペースじゃなく、息子のペースでやるのが大切。

私自身も、息子がテストで良い点数を取ったときには毎回、大袈裟なくらい誉めてあげるようにしました。いつの間にか自信が付き、勉強が身に付いて来たのだと思います、今では、安心して見ていられる様になりました。
勉強するのは私ではなく息子です。私のペースでやらせるよりも、息子自身に合ったやり方でやった結果だと思います。
6年生となった今、うまくいったやり方を変えず、成績も保っています。息子が成長もし、後ここができていれば良かった!と思う所は、自主的に先生や成績の良い友だちに聞くようにもなりました。
中学生になれば英語も始まります。これからの息子の成長が楽しみです。

-障害児の勉強失敗談

関連記事

勉強量を増やすと、焦って間違いが増える悪循環。量を減らす発達障害児の勉強方法。

算数の計算が苦手な、ADHDの小学校3年生の娘。勉強量を増やして、できない計算をやらせてました。勉強量を減らすと、焦らず集中できるようになった。

興味がない勉強には徹底的に無関心な娘。アスペルガー発達障害児。

苦手科目は勉強しない。融通がきかない、アスペルガー症候群の娘。勉強は、やらせるのではなく、興味を持たせるもの。まだ1年生、これから工夫して勉強に興味を持たせます。

苦手な漢字を頑張って勉強、自信を持つと進んで勉強するようになった。

ADHD発達障害の息子、算数の勉強を褒められ、よく頑張る。注意力が弱く、気が散りやすいのですが、授業中に立ち歩くなどの問題行動はありません。

単純な計算ミスが多いADHD発達障害児。勉強はやり直しが大切。

ADHD小学校5年生。勘違いが多い、単純な計算で悩んでしまう子の勉強方法。何度もやり直せば、いつかはできる。しばらくしたら忘れてる、繰り返し復習が必要です。

ADHD発達障害児、外遊び体育好き、勉強は全部苦手

字が汚い、忘れっぽい。落ち着きがない。仕事を辞めて専業主婦になって、子供の勉強を見てみるとショック。ADHD発達障害児には、基本からやり直します。