算数は完璧な娘、これが大失敗。偏った勉強で国語力が低下。
40歳の主婦です。出産前は大手企業で働くキャリアウーマン、子どもの勉強にも厳しいタイプです。子どもは小4の女子。いわゆる優等生タイプです。正義感が強く、学校でも規律を守ることを大事にしています。娘の不得意科目は国語。漢字のミスが多く、長文読解も苦手です。
理系女子リケジョを目指して、算数の勉強に力を入れてきた。
得意科目は算数。幼いころから算数の勉強は先取り、力を入れています。私は子どもが小さい頃から、文系である自分より、理系である夫の生き方に共感していたため、いわゆる理系女子「リケジョ」に娘を育てようと、算数の勉強に関しては、さまざまな教育の場を与えてきました。
算数の能力は優秀、これが失敗でした。
具体的には、そろばんや公文(算数)、パズル教室、難易度の高い算数専門塾などです。その結果、子どもの算数能力は学年でも群を抜いて優れています。小学校の算数はすべて家庭学習で終わらせています。しかし、これは失敗だったのです。
スピード重視で雑、学力のバランスが悪すぎる。
勉強はバランスが大事だということに気づくのが遅かったです。現在の娘は国語が苦手科目。その理由は算数の早期教育が影響していると思います。まず漢字のトメ・ハネなど細かいところが覚えられない。漢字の線が一本足りないなどのちょっとしたミスが多い。これはそろばんや公文の算数の勉強で、スピードを求めるあまり、ゆっくり書くことができない性格になってしまっているためです。
とにかくスピード重視で、雑なのです。
反省、国語の勉強が欠けていた。
国語の勉強で、長文読解の際に、答えが質問が意図するものとズレていることも。「なぜ」と聞かれたら「~だから。」で締めるという、一般的なことができていないのです。問題で聞かれていない、全然関係のない答えを書いてしまいます。
今まで本を読むという習慣があまりに少なかったのです。
タラレバかもしれませんが、本をもっと読ませたら良かったのかもしれません。最近は算数の文章問題の理解力にも国語力が必要だと感じ、できるだけ読書の時間を設けています。
算数の勉強はお休み。教材も変えて出直します。
公文算数をやめ、通信教材の「スマイルゼミ」もはじめました。こちらは楽しみながら漢字の勉強や、語彙力や文章力を学べる楽しい教材なので、本人も意欲的に取り組んでいます。
漢字のテストでは、一度書いた字を見直すことの徹底をしつこいくらいに伝え、テストでのイージーミスはだいぶ減ってきました。
当分の間は算数の勉強はお休みして、国語の能力を人並みレベルになるように、バランスよい教育を目指していきます。