できる勉強法

楽しみながら勉強、ひらがな・カタカナを覚えた広汎性発達障害児の勉強方法。

図鑑とかるたで字の勉強。言語が弱い発達障害児の勉強方法。

うちの息子は、じっと座って勉強するのが苦手で、小学校1年生になり学校での授業にも苦戦していました。
本を読むのも苦手だったため、字を読む・書くことがとても苦手でした。言語の分野が弱く、広汎性発達障害と診断されていました。

文字が読めない、書けない。

算数は計算問題を解くのはとても早く解くことが出来て得意としているのですが、国語の授業でひらがなやカタカナをなかなか覚えることが出来ずにいました。
文字を覚えることは、勉強の基本中の基本であるため、私が「どうにかしないと」と焦りはじめ、昔の絵本を引っ張り出してきて、息子と一緒に読んだりしましたが、内容に興味がないようであまり効果がない様子。

勉強に大好きなキャラを利用。

そこで、勉強につながればと、息子が大好きなウルトラマンがたくさん載っている図鑑を購入しました。
小さい頃から、父親である旦那の影響で、ウルトラマンが大好きなんです。
効果は絶大でした!

好きな本だと、自分から字を読む。

今まで自分からは絵本をめくることがなかった息子が、食い入るように図鑑を見ているのです。
一通り見た後、次は細かく書いてある字に注目し始めました。
ウルトラマン図鑑は幼児向きに作られているものでしたが、小さい字でたくさんのウルトラマン情報が載っていました。

ウルトラマン図鑑で、字の勉強。

すべてひらがなとカタカナでの記載であったため、少しずつ学校で覚えていて読める字もあったため、自ら読み始めました。
そしてわからない字が出てきたら、息子がその先がとても気になるため「教えて」と聞いてきます。わからない言葉でも、DVDで見ているウルトラマン情報が息子の頭に入っているため、予想して読むことも出来ます。

ひらがな・カタカナを丸覚え、図鑑で字の勉強ができた。

幼児向けの割に、大人が読むのが嫌になるくらい、小さい細かい字で書いてあるウルトラマン図鑑を、丸覚えするくらいじっくり読み込み、気が付けばひらがな・カタカナを読むことに困ることがなくなっていました。

字を書く勉強、かるたを手作り。

息子のもう一つのハードルが、文字を書くことでした。
こればかりは文字を書いて覚えることは避けることが出来ないと、どう楽しく進めることが出来るか考えた結果、「かるた」を作ることにしました。
うちの旦那は絵を描くのが上手なので、旦那と相談しながら「あ」から順番に、絵と文字の両方を書いたウルトラマンのオリジナルかるたを作っていきました。
子供の勉強のためですが、書き進めていくにどんどん楽しくなってきて、気が付けばかるた1セット分を、夫婦二人で1日で書き上げて、大満足の仕上がりになりました。

かるたの字を書き写す勉強方法。

かるたをゲームとして楽しんで、その後にかるたの札の文字を書き写す練習をする。この勉強方法を、毎日繰り返しました。
息子は、自分の興味があることなので、嫌がらずに、文字を書く勉強を続けて、約2ヶ月で、ひらがなとカタカナを書くことができるようになりました。

楽しみながら勉強することを覚えました。

今でも相変わらず勉強は苦手ですが、楽しみながら勉強をやるってことが、できるようになりました。
まずは大好きなこと、興味があることで本人のやる気を出すこと、そして読むことから始めて、書くことで「覚えている」と実感出来たことが、息子の勉強の成功につながったのだと思います。

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