できる勉強法

できたらシールで褒める。子供の頑張りを形にする。発達障害児に効果あり。

ほめる気持ちを見える形に、頑張った証をシールで評価する勉強方法。

勉強を頑張っている子供に評価の言葉を伝えても、なかなか理解しきれない子どもたちもいます。ほめられた言葉以上に、勉強に取り組むまでの消極的な気持ちのほうが勝ってしまうのかもしれません。
子どもの家庭学習において、評価・成果をわかりやすい形に変えてあげることも、子どものやる気アップにつながります。

苦手な勉強が、残ってしまう。

プリントを一枚解かせてみたとします。たくさんの問題の中に、苦手意識の強い文章問題なども含まれていたとして、果たして子どもはやる気を継続させることができるでしょうか?
小学校3年生のチカちゃんは、算数の中でも足し算や掛け算は得意で、問題もよくこなしていました。好きな問題は自分から進んで学習に取り組みます。しかし、チカちゃんの苦手な文章問題には、なかなか手を付けられません。いつも最後まで残してしまい、そのまま手付かずになってしまうこともあるのです。

勉強ができたら、ご褒美にシール。

最後に残ってしまった文章問題に取り組むために、お母さんがとった策・・・それは、「お姫様シール」のプレゼントでした。
プリント一枚完成したら、頑張ったご褒美にお姫様のシールが一枚もらえるのです。そして、採点してみて見事100点が取れた時には、お姫様に着せるドレスやアクセサリーなどの小物シールを、もう一枚もらえることにしたのです。
チカちゃんは文章問題に取り組むことができたでしょうか?
結果は大成功、苦手意識の強い問題への取り組みにもスムーズになりました。
初めのうちは、プリント一枚をやり遂げることだけに夢中になっていたチカちゃんですが、次第に可愛いドレスを着せたくて、難しい問題にも何度も見直しをして、満点を取ることに努力を重ねるように変わっていったのです。

子供の頑張りを、目に見える形にすること。

子どもが頑張ったご褒美に、何か物でプレゼントすることに抵抗感のある親はいることでしょう。しかし、ここでは、特別大きな何かを買ってあげるのではありません。
子どものやる気を少しだけ引き出すためのアイテム、それにシールを一枚使うのです。
シール一枚といっても、自分の頑張りが形になったことで、子どもは満足感を得ることができます。

増えるシールが、子供に達成感を感じさせる。

やる気をアップさせるための秘策ですから、シールのキャラクターは子どもの好みに合わせることをおすすめです。しかし、特別変わったシールを用意できなくても問題はありません。
プリントを一枚終了したらシールが一枚もらえる、これが子供にとって大事なのです。そしてシールが表にいっぱいたまっていく。これは達成する経過を目で見て確認することができます。

もちろん言葉で褒めること、シールで褒めること、どっちも大切。

教科ごとにシールの色を変えて、カラフルにしても楽しいかもしれません。シールが貯まるスピードの遅い教科を一目で確認できるので、まんべんなく勉強に取り組める効果にも期待が持てそうです。
言葉でほめることももちろん大切です。そこにひと工夫、頑張った証として、シールを使って子どもの努力を評価してみるのはいかがでしょうか。

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