できる勉強法

制限タイムで勉強の集中力とやる気。タイマーで時間計測。発達障害児に効果あり。

制限時間を決めると、勉強の集中力とやる気がアップします。

勉強時間を決めると、ダラダラとサボり気味。

子どもが家庭で学習するとき、時間で区切っていますか?それとも、プリントの枚数で区切っていますか?

我が家では、息子が家庭学習に取り組む際に、「一日30分」と時間を決めて勉強をすることに決めていました。勉強机に向かってから30分、進められるだけテキストの問題に取り組みます。
しかし、しばらくすると、勉強をあまりやりたくない日、つまり乗り気になれない、さぼり気味の日には、テキストの進捗度がとても悪いことが気になりました。机に向かう同じ30分でも、集中して勉強できる日もあれば、そうでない日もある。そのムラの多さが気になり始めてきたのです。

時間を計ってプリントを解く。

そこで我が家の改善策、タイマーで時間を計って、プリントを解いていく学習方法を試してみたのです。区切る時間は、プリントごとに息子に自己申告させることに決めました。
「この算数のプリントを一枚解くのに、時間はどれくらいかかりそうかな?」と確認します。そこで息子は、プリント完了までの目標制限時間を決めるのです。
「20分で解けるように頑張るよ!」、この一言で、本人にも時間内に問題を解く目標意欲が生まれたことが確認できるのです。

制限時間内にできると、達成感があり、やる気アップ。

時間は自己申告なので、慣れるまではどれくらいの時間が必要になるか、つかみにくいところもあります。そんな時は、その都度、母親の私と相談しながら決定していきます。
目標タイムを設定したら、キッチンタイマーで時間を計ります。時間を意識しながらの勉強は、問題を解く際にもダラけることなく、高い意識が持てるようです。
プリントの枚数を決めて取り組む方法も、本人の学習達成感を得やすい方法ではあります。しかし、うちの息子にとっては、枚数を先に決めることで、問題の難易度が考慮されなくなるために、勉強にかかる時間に差が出るようになってしまったのです。
やはり、一枚あたりにかける時間を設定することを第一優先にしてみることが、息子にとっての達成意識を保つことに一役買ってくれていたようです。

だんだん勉強への自信がついてきた。

プリント一枚が20分以内で終了し、正答率も高かった時には、息子の自信も大きくなっていったようでした。
制限時間が守られるようになってきたら、時間の設定を見直してみたり、取り組むプリントの枚数を増やしてみればいいのです。
全体の勉強時間を決めるより、「この一枚にかける時間」を、本人と一緒に設定してチャレンジしていくことで、学習意欲は確実に向上していきました。

時間ばかりが大切なわけではないので、気を付けないと、スピードにばかり気を取られて、勉強の中身の精度に難が出てしまうこともあるかもしれません。
そんな時は、ゆっくり問題に取り組めるように、目標時間を延ばしてみましょう。

-できる勉強法

関連記事

勉強はストップウォッチでタイム計測、やる気アップの勉強方法。発達障害児に効果あり。

タイム計測は、勉強への集中力を高める効果。集中できないADHDの子に効果大。ただ何となくの勉強ではダメ。勉強は、目標を立ててやると、集中できる。

子供が母親に勉強を教える。母親の質問に答えて復習する勉強方法。

母親が質問して子供が教える勉強方法。記憶が定着、発達障害児に効果あり。音読の後に、母親が質問する勉強方法。

小学校低学年では視覚的な勉強方法、言葉だけじゃ理解できない。

言葉と文字じゃ難しい。視覚的に理解をする勉強方法。勉強の問題は、身近なものに例えて子供の興味をひく。勉強に対しての苦手意識をなくす。

文章問題ができない子、イラストや実物で苦手意識をなくす勉強方法。発達障害児に効果あり。

文章問題を視覚的な情報で補足して、苦手意識をなくすと、子供にやる気が出てくる。文章問題を、視覚的情報に変換する。文章問題への苦手意識をなくし、子供のやる気をアップさせる好循環を。

漢字を大きな紙に書いて覚える勉強方法、発達障害児に効果あり。

漢字を間違う子には、この勉強方法を試してみよう。漢字を書き写すことができない子が、大きく書くと正しく書けた。ただ大きな紙に漢字を書いてあげるだけの勉強方法。画数が多い漢字にも、この勉強方法は応用できます。