嫌いな教科の勉強は、無理にやらせない。好きな教科の勉強を伸ばそう。
わが子は算数の勉強に興味もあり、得意です。それに比べて、社会や理科の勉強は興味がなく、不得意意識が強くあり困っていました。
苦手な教科があると、親は心配になる。
私自身も自分が子どもの時に苦手だった教科があり、困った経験があったので、つい子どもにも同じ思いをさせたくないという親心と、焦りの気持ちから、先走って教材を与えたりしてしまっていました。
教科書にあった教材やプリントなどをさせて復習を試みて、わからないところを勉強させようと試みたものの、いまいち効果はなく、ただ嫌いな勉強を無理やりやらせてるだけで、時間が過ぎているのを感じました。
嫌いな教科の勉強を無理にやらせてしまった。
私の勉強のやらせ方では、ますます得意、不得意の溝を深く掘っているように感じました。
子供は嫌いな教科の勉強を無理にさせられても伸びるはずがありません。私自身が子供の頃だってそうでしたから・・。
好きな教科の勉強を、もっと好きにさせる。
そこで、まずわが子の得意な算数を、もっと好きにさせる方法を試みました。
嫌いな教科を好きにさせるより、、好きな教科の勉強をもっと好きにさせるほうが簡単だというのもあります。
それがきっかけで更に自信を持ち、自主的に社会や理科にも取り組んでくれたらな、という希望もありました。
得意な算数はレベルを上げて挑戦させる。
算数の勉強に関しては、少し難易度をアップさせた応用問題のプリントをやらせてみたり、予習のように次の単元を勉強させて、本人のやる気を見ながら、次々と挑戦させていきました。
やはり、好きなことには、積極的なのは子どもも同じです。算数の勉強に関しては、親が驚くほど、めきめきと力をつけてきました。
自分に勉強の自信が蓄えられてくると、不思議と苦手な教科の勉強へも目が向き始めたように思います。
夜の散歩で星空を見る、それが理科の勉強になる。
算数に取り組む間、苦手な社会や理科はそのまま放置していたかというと、実体験で勉強が出来るような活動を親子ですることを心掛けました。
例えば理科は、外を歩くだけでも虫や生物や雲の働きが勉強できます。夜に散歩をすれば月の満ち欠けや、星のことなど、机上でプリントなんてしなくても自然から勉強できることがたくさんあります。
家族旅行の写真、それが社会の勉強になる。
社会に関しては、部屋の壁に大きな日本地図を貼って、実際に家族旅行した時の写真を、その都道府県に貼り付けました。歴史はマンガをリビングに置いて、いつでも読めるようにしておきました。歴史マンガも立派な勉強です。さりげなく苦手な教科を克服するための環境を用意しておきました。
子供の勉強は、自分から学びたいという気持ち。
自分から学びたいという気持ちが起きない限りは、子供の勉強は伸びないことを実感しました。
やらされるだけでは身につかないので、やはり、本人が勉強をやりたいという気持ちにさせるために、得意科目をより伸ばし、苦手な教科に関しては生活の中から、それに結び付けられる工夫をすることも大切だと感じました。
また、勉強のやり方に困っているようなら、一緒に図鑑やインターネットで調べてみて知識と映像とを合致させておくと、本人もわかりやすくなったようです。