勉強ができる子になる習慣

遊びと勉強、どっちが先?ADHD発達障害児は、先に遊ぶと勉強にも集中できる。

どんどん外遊びをさせる習慣が、ADHDの子の勉強に効果あり。

勉強よりも遊びが大好きで、学校から帰ってきても、すぐに遊びに出かけてしまうようなわが子です。元気が何よりでありがたいことではあるのですが、親としてやはり心配したのは、その遊びに対する集中を勉強にも向けてくれないだろうか?という事です。

集中して真剣に遊べるのなら、勉強だって集中できるはず。

それだけ集中して真剣に遊べるのだから、勉強だってやる気をだしたら、きっと頑張れると感じたので、幾度となく伝えてきたのですが、答えは決まって同じで「後でするから、今は無理。」でした。
親としては、やるべき勉強を先に済ませてから、遊びに行ってほしいと願っていましたし、優先順位を勉強ではなく、遊びにしてしまうと、この先、大きくなってもその癖が抜けきれず、苦労することだけは避けたかったからです。

遊びの前に勉強させると、落ち着かず勉強に集中できない。

初めは私も諦めず、遊びに行く前に宿題をさせることを約束させていたのですが、そうすると慌てて宿題を済ませ、字も汚く、下敷きを挟まずにやっていたり、計算ドリルも途中の計算を抜かして、横着をしたりと良いことはひとつもありませんでした。
気持ちは勉強にはなく、既に遊びにいってしまっているので、一秒でも早く終わらせることしか考えてくれず、更に怒ってしまう結果に・・。

遊びから帰って、必ず勉強する約束。

これでは親子でストレスもたまりますし、私の考えも方法を改めることにし我が家ルールを作りました。それは、雨の日や友達の約束のない日には、必ず宿題を先にすること。
そして、友達と約束した日は、先に遊びに行ってもいいけれど、帰宅時間は必ず守り、夕飯の前までに宿題を先に必ず済ませること。この二つを約束しました。

夢中で遊んで帰って疲れた後に、勉強をする習慣。

夢中で遊んで帰ってきた後は、体力も消耗して疲れていますし、お腹もすいていましたが、気持ちを切り替え、勉強に取り組んでいました。食事の後ではなく、食事の前にしたのには、夕飯以降はテレビなど誘惑も多いので、後で勉強をやろうとしても、ずるずるとだらけてしまうこともあると感じたからです。暫くこのスタイルを続けているうちに習慣化してきました。

思いっきり遊んだ後の方が、集中して勉強できた。

そして感じたのは、遊びに行って帰ってから宿題をする日のほうが、むしろ集中して勉強に取り組んでいることでした。遊んで帰って来た日には、お腹もすいているので早く夕飯も食べたいし、食べた後にテレビも観たいしと短時間で一気に勉強をやり遂げました。雑でやり直しさせていた漢字も、やり直しさせることもなくなり、計算もほとんどミスがなくなりました。
遊びに行かない日は、時間に制限がないので余計にだらだらと勉強してしまう傾向にありました。夢中で全身を使って遊びこむ経験はむしろ、子ども時代にしかできません。遊びが子どもを育ててくれます。

遊びたい欲求を押さえつけるより、どんどん外遊びをさせる習慣が、勉強にも効果あり。

子供にとって遊びたいという欲求はむしろ当然のことで、それを親の思いで、先に勉強を済ませてからにしなさいと抑制しすぎてしまうと、遊びこめない子になってしまうのかもしれません。勉強に集中できる子にするためには、外遊びこそ、どんどんとさせていかなくてはと感じています。

-勉強ができる子になる習慣

関連記事

お出かけが勉強のきっかけ、旅行が勉強、親子で外出。

旅行が勉強、親子で外出、実体験を活かす勉強方法。娘の勉強にも、家族にもいい影響。

勉強の集中力、きれたら外で気分転換。わが家は親子でウォーキング。

勉強の集中力、きれたら外の空気を吸ってリフレッシュすると、また気持ち新たに取り組めたりすることがあります。

障害を持つ子の勉強は学校の協力が不可欠

先生と学校の協力を、最大限に引き出す工夫をしましょう。 メニュー 学校の先生と協力しながら、子供の勉強を進めよう。 学校の先生は、敵じゃない。 障害を持つ子を育てる親が、一番やってはいけないこと。 そ …

脳科学で、勉強する時間を工夫する。発達障害、知的障害を持つ子の、勉強方法。

発達障害、知的障害を持つ子が、勉強を頑張るためには、勉強する時間を工夫する。そうすると効率よく、勉強ができます。

苦手な勉強はしない。プライドが高い、アスペルガー発達障害児。

苦手な勉強を嫌がる発達障害児、やる気になる言葉かけ、勉強方法の工夫と努力。母親の言葉かけで、勉強する子供が喜びの表情に。どんどん勉強に集中できる時間が長くなる。