勉強ができる子になる習慣

自然の厳しさや美しさで感じ取る学習、発達障害児の勉強に効果あり。

自然の中で感じる習慣、発達障害児に体験させてみよう。

自然の中で過ごす時間は、子どもにたくさんのメッセージを伝えてくれることでしょう。大人が子どもに言葉で伝えることよりも、時として大きな力を発揮してくれることがあります。
ミユキちゃんは、今やらなくてはならない勉強を、面倒がって後回しにしてしまう悪い癖がありました。学校から帰ってすぐに宿題をやることも嫌がるし、明日の時間割をし忘れて、朝になって図工の持ち物で足りない材料があることに気付き、お母さんに怒られてしまうことも度々ありました。

面倒なことを後回しにする発達障害児。

勉強や物事への優先順位をつけることは、子どもにとっては少々難しいことでしょう。しかし、習慣としてやるべきことを身につけていくことは可能です。毎日の宿題や時間割は、必ず一人で出来るようにさせていきたいものです。そんな時、自然の中では「後回しに出来ないこと、その場で判断して行動することの大切さ」を覚える機会があるのです。そんな機会をどれだけ子どもへプレゼント出来るか、工夫をしてみるのも良いかもしれません。

自然の中でキャンプ。

ゴールデンウィークに入り、ミユキちゃんは家族でキャンプに出かけました。キャンプ地は東北で、5月でありながら、なごり雪がちらほら見られ、それと同時に咲き誇る桜の花が見事な景色を見せていました。お父さんはミユキちゃんにいくつかの約束を話しました。「ここは5月ではあるけどまだ夜は冷え込むから、夕食後は早めに寝仕度を始めるのだよ。そうでないと、辺りは暗くなり冷えてしまうからね。ここではたくさんの綺麗な景色が見つかるから、心にとめてしっかり覚えておくと良いよ。」

面倒なことでも後回しにできない経験、勉強にも効果。

いつもなら宿題も時間割も後回しにしてしまうミユキちゃんでしたが、暗くなってしまったら歯磨きもトイレもいけなくなってしまうと心配して、夕食後はお母さんの後片付けを積極的に手伝った後、仕度を素早く始めました。風邪をひいてしまわないように、ブランケットを家族全員分広げて用意することも出来ました。

自然の中の経験は、発達障害を持つ子にとって貴重な経験になる。

そして夜になり、ミユキちゃんはテントで過ごす、初めての夜を体験したのです。静かな暗闇は、虫の鳴き声に包まれ、美しいメロディーが聞こえます。テントからのぞく夜空には、家では見られないほど、たくさんの星空が広がっていました。この夜の特別な時間だけは決して忘れたくない、そう誓いながら眠りにつきました。
朝になり、ミユキちゃんは朝食後すぐに自分のリュックから小さなメモ帳を取り出して、昨日の夜の出来事を記録しました。ずっと覚えていたい素敵な記憶を、メモに残しておくためです。

自然の厳しさから学習したこと、普段の勉強でも活用できる。

自然の力は、人の自由に変えることが出来ません。そこには、そっと従い、うまく付き合っていく柔軟な姿勢が必要です。いつもは出来ないことも、自然の中ではやらざるを得ないシチュエーションに変わっていくこともあるでしょう。面倒な手伝いや仕度も、後回しにしてしまえば、暗闇では何も出来ません。美しい自然の姿も、身をもって体験すれば、それを大切にしたいという気持ちが芽生え、何かのアクションを自然に起こすことにも繋がるのです。自然が教えてくれること、「厳しさと美しさ」は、子どもたちの未来に大きな光を与えてくれることでしょう。
自然の力を実感できる体験を、子どもたちに積極的に与えていきましょう。普段の勉強でも活用できる、心に響く大きなメッセージを受け取るチャンスになるかもしれません。

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