勉強ができる子になる習慣

友達と思い切り遊ぶ習慣、勉強への意欲と集中力を養う一歩に。発達障害児に効果あり。

仲間と思い切り遊ぶ時間。この習慣が、学習への意欲や集中力をつけ、勉強に活かせる。

子どもたちがグループ化しながら遊ぶことについて、どう感じますか?
「みんなで仲良く遊んで欲しい」という気持ちや、「ケガをしないで遊んで欲しい」という心配から、つい細かいことまで、口出ししてしまった経験はありませんか?

子供が外で遊んでいると、親は勉強のことが不安になる。

私たち大人は、自分が子どもの頃は、自由に外遊びを満喫していた経験があっても、いざ子どもを見守る親になったとき、子どもには多くのことを要求してしまいがちです。とくに、男の子がたくさん集まって遊んでいる様子を目にしたときは、心配な気持ちが増幅してしまうことがよくあるものです。
しかし、グループになって群れをなして遊ぶ経験は、それぞれの立場や役割意識を持つことに繋がります。そして、うまくやっていくためのコミュニケーションスキルを獲得する、良い機会にもなるでしょう。

サッカーが大好きな男の子、遊んで帰ったら短時間だけ勉強する約束。

ヒロシくんはサッカーが大好きな男の子で、学校から帰ってはすぐに公園に出かけ、友達とグループでサッカーをしています。勉強は宿題をするのがやっとの状態なので、宿題以外の家庭学習などには、ちっとも手を付けません。
お母さんは学習の遅れを心配し、毎日算数のプリントを渡すのですが、全く成功しませんでした。しかしあるとき、「体を鍛えるためにもサッカーを毎日しても良いわ。サッカーが終わったら、頭のトレーニングもかねて毎日15分だけ机に向かう時間を作ってみようね!」、そう提案してみたのです。
ヒロシ君は、何の気兼ねもなく公園でサッカーをすることが出来ることに満足し、仲間と充分に楽しむ時間を得た後は、進んで家庭学習に取組むようになりました。15分でプリントを完了することは、慣れるまでは少し難しいかもしれません。しかし、全く家庭学習に興味のなかった子どもが意欲的に取組み、集中して勉強を進められるようになったことは、大きな進歩と言えるでしょう。

外で思いっきり遊んで体を動かし、帰って集中して勉強する習慣。

外で充分に体を動かして遊ぶ体験は、子どもに満足感を与えてくれます。友達数人と一緒に遊ぶことで、自分の役割や、楽しみ方も習得することが出来るでしょう。
危ないことや、して欲しくないことも、親が見ていなくとも、子どもの世界では少しずつやっているかもしれません。常に大人がそばで監視するのではなく、外で自分たちの世界を楽しませてあげる余裕を持つことが、とても重要なのではないでしょうか。
自由に仲間と存分に遊ぶ経験を積んできた子どもは、集中して勉強に取組む力や、メリハリをつけて時間をスケジューリングする能力を身につけることが出来るでしょう。

遊びも、勉強も、集中できる習慣をつけよう。

さあ、子どもたちに好きなだけのびのびと自由に、仲間たちとの遊びの時間を楽しませてあげましょう。
問題が起こったとき、親は子どもの異変を少なからず感じ取ることが出来るものです。ちょっとした仕草や言葉からも、それをくみ取ることは出来るでしょう。
不安は多いかもしれませんが、子供の将来を長い目で見て、友達との密な時間を共有した経験を持つ子どもは、必ず勉強にもその力を発揮してくれることでしょう。

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