勉強ができる子になる習慣

子供が好きなことに熱中する習慣、勉強にも必ずプラスになる。発達障害児に効果あり。

子どもが熱中できる時間を見守ってあげよう。熱中する習慣を、勉強に活かす。

「こんなつまらないことに、どうしてこれほど熱中しているのかしら…」、子どもの不思議な遊び方を見て、首をかしげてしまったことはありませんか?
大人にとっては思いつかないようなこと、楽しそうには見えないものにも、子どもは異常なほどの食いつきを見せたりすることがあります。

大好きな図鑑に熱中する。

幼稚園に通っているアヤメちゃんは、お母さんに初めて買ってもらった本を、とても大事にしていました。
童話や物語の本ではなく、アヤメちゃんの愛読書は「植物図鑑」でした。「おもちゃではないのだから、欲しがるままに買い与えても良いわよね」、そんな気持ちでお母さんは、その図鑑を子どもにせがまれるままに、買ってプレゼントとしたのです。
アヤメちゃんは眠る前に毎日その図鑑を眺め、たくさんの野菜の栽培法を読んで楽しんでいました。昼間の読書タイムでは、花の色や形にこだわりながら、図鑑にある植物の花を、熱心に自分のノートにスケッチしていました。植物図鑑が与えてくれる、たくさんの知識とイラストの色使いに魅了され、アヤメちゃんは毎日毎日繰り返し図鑑を読んでいたのです。

子供が熱中する習慣を、見守り伸ばしてあげる。

小学校に上がり、図書館でいろいろな本を借りるようになっても、植物図鑑を開くことはアヤメちゃんにとってはおきまりの時間でした。自分が知り得た知識が、他の本ではどのように紹介されているのかを、比較する楽しみも覚えていったからです。
大人が子どもに勧めてあげたいおもちゃや本は、意外に子どもが興味を示さなかったりすることがあります。そんな時、無理矢理に押しつけることは、全く効果がないでしょう。子どもが選んだ自分の好きなものに熱中させてあげることこそが、大人の役割であると言っても良いかもしれません。

熱中する習慣で、勉強にも集中して取り組む姿勢が身についた。

アヤメちゃんは、好きな図鑑を大切に読み続けることで、「集中して取組む姿勢」を身につけることに繋がったのです。この力は、学習において文章問題を読み解くときなどに、大きな効果を発揮してくれました。
長文の読解は、子どもの集中力を維持するには、少々ハードルの高い問題です。しかし、文章を読み進め大切な内容が書かれている箇所を探す力は、集中して読み進めた読書と、好きなことに熱中してきた習慣によって、自然と培われていったのでしょう。

子供を見守り、いい習慣を伸ばしてあげる。勉強にも必ず効果がある。

子供がやりたいことや、好きなことに、自分のエネルギーをぶつける行動を、見守って上げましょう。きっと子どもたちは、自然に身につけた力を、勉強で発揮することが出来るでしょう。まずは、自分の子どもが、どんなことに興味や関心を持っているのかを、もう一度よく観察してみることから始めてみませんか。

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