できる勉強法

勉強につまづいたら、前の学年を復習、できることをやる。発達障害児に効果あり。

できない時は、前の学年の内容を復習、できることをやる勉強方法。

学習は、日々の積み重ねがとても重要になってきます。小学校でも学年が進むと、それまでコツコツ学んだ内容をもとに、さらに上のレベルの学習に進みます。
しかし、最初の段階でしっかりと理解できていないままに進級していった場合、習得が不十分のままに新しく積み重ねていくことになりますよね。そのとき子どもの心の中は、苦手意識と学習への意欲低下が大きく占めていくのではないでしょうか。
「手遅れだからやりたくない」、「どうせ自分はやってももうできない」、と子どもたちが決めつけてしまう前に、少し前のレベルに戻って学習をし直しながら、新しく積み重ねる勉強方法に取り組んでみてはいかがでしょうか。

漢字の勉強が苦手な子、これまで習った漢字を覚えていない。

漢字の書き取りが大嫌いなヒロ君。小学校3年生までに習った漢字は、あまりしっかりと習得できていませんでした。そしてそのまま4年生に進級。間違えるたびに漢字の書きとり練習はしてきましたが、ヒロ君の頭の中にはあまり正確には残っていませんでした。4年生になって、さらにたくさんの漢字を学校で学ぶのですが、ちっとも覚えることができません。

つまづきの対策に、前の学年の勉強をやらせると。

そこでお母さんは、3年生までの漢字からもう一度やり直してみることにしました。「ヒロ君、まだ間に合うから、もう一度漢字を最初から学習し直しましょうね」、と伝えたのです。
しかしヒロ君は、漢字は確かに苦手だけど、4年生になったのに3年生がやる勉強をもう一度やることは何となく嫌な気持になっていたのです。
「どうして4年生の僕が3年生の漢字をやらなくてはいけないの?」、そんな気持ちですっかりやる気をなくしてしまったのです。

漢字検定を受験、苦手な漢字を一から復習。

そこでお母さんは、ヒロ君に「漢字検定」を受けることを勧めてみたのでした。
漢字の嫌いな子供に漢字検定を受験させるなんて、と思う人もいるかもしれません。しかし、この検定試験を受けさせるための勉強が、ヒロ君にとっては、とても意味があったのです。
4年生はまだ始まって数ヶ月でした。漢字検定の受験内容は、「3年生までに習った漢字」が出題内容に設定されている8級の受験級を選んだのです。
これによって、ヒロ君には「3年生までに習った漢字がどれくらいできているか、力試しをしてみましょう。そのために、もう一度3年生で習う漢字を学習してみましょうね。」、そう説明したのです。
「4年生の僕が、3年生で習う漢字を勉強する理由」に納得できたヒロ君は、合格証書がもらえることを目標に、3年生までの漢字学習に一生懸命取り組むことができたのです。

漢字検定受験で、前の学年の勉強にも本人が納得。

ここでヒロ君の家庭学習が成功した理由は、復習するための理由に本人が納得できたことと、漢字検定の合格証書の存在がやる気を持たせてくれたことでした。
漢字検定は、小学1年生から6年生まで、各学年に応じた10級から5級までの受験級があり、漢字の勉強のやる気アップに利用できます。
やる気さえ出すことができたら、勉強のペースは自然に上がってくるものです。家庭学習でどれくらいの量を進めるのかは、本人に任せてみるのもいいかもしれません。あまり窮屈な学習スケジュールを立てることは、かえって本人のやる気を失わせる原因となってしまうかもしれません。

子供のプライドも大切に。

今の学習が子どもの理解度に合っていないと感じたら、無理して先を急ぐことはやめてみませんか?
こども本人のプライドを大切にしながらも、少し立ち止まり、振り返りながら、ゆっくり習得していくことが、長い子供の将来にとってとても大事な方法となるのではないでしょうか。

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