できる勉強法

親が子供を認める、その安心感が勉強意欲になる。発達障害児に効果あり。

親が子供を褒めてあげて、学習意欲をアップさせる勉強方法

ある日、シンジ君は学校の休み時間の過ごし方について、お母さんにこんな風に話しました。
「僕は昼休みの時間には、ケイ君と一緒にサッカーをやりたいんだ。でも、僕はいつも漢字の書き取りがたくさん残っているから、サッカーをやる時間なんてないんだよ。」
お母さんはこの話を聞いて、シンジ君が昼休みの時間に、教室で勉強をして過ごしていることを初めて知ったのです。シンジ君は国語の成績もそれほど心配する様子もなく、お母さんから見て、漢字が苦手であるようには感じませんでした。

子供の悩みを聞く時に・・・

そこで、どうして休み時間にまで、漢字の書き取りをしなくてはいけないのか、シンジ君に理由を聞いてみることにしました。
「居残りで勉強しなくてはいけない理由は何なの?」と。お母さんのこの問いかけに、シンジ君は顔を真っ赤にして怒りながら答えました。
「漢字がわからないんじゃないんだよ!ただ・・・学校の漢字テストは時間が15分しかないんだ。急いで書こうとすると、どうしても間違えちゃうから、昼休みに勉強しなくちゃいけなくなるんだよ!」こう話すシンジ君は、本当に悔しそうな様子でした。

理解しているけど、決められた時間内に問題を解くことができないだけ。

漢字が出来ないわけではないのです。「決められた時間内に問題を解く」ことが、プレッシャーになっているだけなのだ、とお母さんは理解することができたのです。
それと同時に、「居残りで学習しなくてはならない出来ない子」であると、シンジ君に感じさせるような聞き方をしてしまったことに反省しました。

学校でたくさんの生徒が学習するためには、ある程度の時間制限を設ける学習の方法も必要になるのでしょう。しかし、時間に制限を持たせることで、本来ならば理解している力が、発揮できなくなってしまう子供たちも、たくさんいるのです。
「自分は出来ないのではない。本当は出来るんだ!」という自信を、子どもたちに持たせるためには、親はどのようにかかわっていけば良いのでしょうか。

母親が子供を褒めて認めてあげること。

シンジ君のお母さんは、学校での様子について話を聞いた後、シンジ君を丸ごと認める気持ちであることを伝えました。
「お母さんは、シンジが漢字をきちんと理解していることを知っているのよ。だから心配しなくでも大丈夫。時間制限が、シンジの気持ちに負担になっているのなら、家で練習してみたらどうかしら」と、新たに提案もしてみたのです。
漢字がわからなくて居残り学習をしているわけではない、ということをお母さんに分かってもらえたシンジ君は、安心してその提案を受け入れることができたのです。そうさせたのは何よりも「自分は漢字が得意なはずだ」と思う、自信からくるものだったのです。そして、家で練習しておけば自分はきっとケイ君とサッカーもできるようになるだろうという期待があったのです。

子供が安心すると、次のチャレンジへつながる。

この日から、お母さんはシンジ君に、毎日5問ずつの漢字の書き取りを練習させてみることにしました。初めは漢字を正確に書けるように練習します。次は、時間を計って10分間で、漢字を正確に書き取ることができるようにレッスンをしたのです。これにより、漢字の習得と、時間を意識する訓練が身についたシンジ君は、プレッシャーを感じることなく、学校での漢字テストに臨むことができるようになったのです。

親が子供を褒めて認めてあげること、それで子供の学習意欲がアップ。

子どもにとって、身近な一番の理解者である親に、自分の力を認めてもらえることは、何よりも心強いことでしょう。認められることで、苦手な学習にも取り組む勇気を持つことができます。
「最近ちょっと子供の勉強がスムーズに進まない・・・」そう感じたときは、子どもの不安に耳を傾け、まずは丸ごと子供を受け入れてあげましょう。
きっと落ち着いた気持ちで、新しいチャレンジに向かってくれるのではないでしょうか。

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