勉強ができる子になる習慣

生活の中で楽しく「ちょこっと勉強」、千葉県の小学校6年生

生活の中で「ちょこっと勉強」、親子で勉強を楽しむ方法。

千葉県に住む、小学生6年生の娘を持つ母親です。こないだ小学校に入学したかと思ったら、時間がたつのは早いもの。
小学校卒業が目の前に迫りつつある状況に、娘を叱咤激励し、勉強させようと頑張ってはみるものの、当の本人は、「どこ吹く風」です。
一向に勉強に集中できず、「じゃあ、このドリルが終わったら、遊びに行っていいよ」と話すと、すぐに終えて、飛び出していったは良いものの、勉強の答えは間違いだらけ。母親の私ばかりが空回りする状態に、どうしたものか途方に暮れてしまいました。

算数の勉強で「1キロって、どのくらい長いの?」

そんなある日、算数の勉強をしていたら、突然娘がこんな質問を投げかけてきました。
「1キロって、どのくらい長いの?」
確かに、1センチや1メートルは、見た目で理解できますが、1キロって、見た目では理解できませんし、ピンときませんよね。
最近、私自身が、少し体重オーバー気味なこともあり、それなら実際に二人で歩いてみようということになりました。近所のスーパーまでが、ちょうど1キロくらいの距離だったからです。

実際に1キロ歩いてみると。

1キロ歩いて、スーパーにたどり着くと、娘は「長いね」と一言。
頭で理解するのと、実際に体験してみるのとでは、理解の度合いが違ってくるのですね。
「これは、いい傾向かも?」と思い
スーパーで一緒に買い物をしながら、商品に記載されている産地を確認させて、地図上での位置を確認させたりしました。
「このレタスは、そんな遠いところから来てるの?」などと、新しい発見があったようです。

生活の中で勉強して、勉強を生活に活かす。

また、帰り道では、夜空を見ながら、星座の勉強。「あれが、北斗七星だよ」などと、指さすと、一生懸命目を凝らして探そうとします。星座の形が、浮かんでくると、まるで宝物でもみつけたように大喜び。
さらに、帰宅してから、一緒に夕食を作る際には、計量カップで、調味料を計らせて、目盛りの読み方を学習させたり、液体が固体になる様子や、酸化などについて教えたりすることができました。

生活の中で「ちょこっと勉強」、親子で勉強を楽しむ方法。

このような勉強法を「ちょこっと勉強」と命名しました。
娘が楽しそうなので、意識して、この「ちょこっと勉強」を続けていたら、ある日担任の先生から「最近、いろんなものに興味を持つようになって、勉強に積極的になりましたね」とお褒めの言葉を頂きました。
「ちょこっと勉強」について、お話すると、「日ごろから、そうしたことを家庭でやっていると、勉強したことの理解がよくなります。なかなかいい方法だと思いますよ。」とおっしゃってくださいました。

娘と一緒に母親も勉強になります。

偶然始めた方法ではありましたが、理にかなった方法でもあったのですね。これからも、娘のために、この「ちょこっと勉強」を続けていきたいと思います。
でも、小学生の勉強って案外難しいんですね。最近では、娘に質問されて、私が答えに窮することも。娘に負けないよう、自分自身も勉強しなければと、うれしい悲鳴をあげている私です。

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