
算数が苦手。
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小学校3年生、ADHD発達障害児の失敗談。

小学校3年生です。
小学校3年生の息子がいます。
私は現在37歳で主婦をしてます。
子供が生まれるまでは、事務の仕事をしていました。
親子で、楽天家の性格が共通点ですが、私と違い息子は、変なところで負けん気の強さがあります。
算数は、同じことの繰り返しが嫌い。ADHDの特徴です。

国語は好きだけど、算数は面白くない。
うちの息子は、国語は得意なのですが、算数は苦手です。
国語では、文章を読むことが好きなようで、計算や漢字とちがって、読み進める楽しさや発見があるから、読解問題が好きとのことです。
不得意科目の算数は、同じことの繰り返しで、面白くないと、本人は言っています。
コツコツした努力を嫌がる。これもADHDの特徴。

地道な勉強はイヤ。
どうしても算数が苦手な我が子。
特に計算問題などの、コツコツした努力を要する勉強に取り組むのを、嫌がる傾向にあります。
そこで、小学2年生の夏休みに、暗記物のかけ算九九はできるだけ早く勉強を始めさせて、学校で九九を開始しても、勉強に遅れることがないようにと、毎日、紙に書いて取り組ませるようにしました。
かけ算九九、なんとか覚えたけれども?

かけ算九九、2の段ができた。
最初はなかなか覚えてくれず、親子で苦労したのですが、ある日、机の上に置いておいた2の段の紙を全て一人で埋めることができていました。
うれしくて、うれしくて、次の3の段へと進みました。
しばらくたったある日、何気なく、2の段の復習をしようと思い、2の段から数個ピックアップして紙に書き、目の前で解かせることにしました。
すると、まったくできなかったのです。
びっくりして、2の段を一から順に、紙に書いて解かせると、解けたので、「どうやってるの?」と聞くと、
「2×1が2でしょ。2×2は2が増えるから前の答えに順番に2を足していってるの」と言うのです!
ちょっと人と違う方法で、やってしまう。

自分1人じゃ、やり方が、わからない。
つまり、いきなり「2×6」が出されても、基準となる前の答えがない限り、答えられないということがわかりました。
主人にそのことを話すと、
「自分で法則を見つけて、解き方を考え出したのはすごいことだぞ!」と喜んでいましたが、母親としては、不安でたまらなくなりました。
確かに主人のいうように、中学生や高校生になったときの数列の問題などでは、その着眼点などは評価されると思いますが、今はまだ小学校低学年です。
コツコツとした丁寧な学習、それが勉強では大切。
勉強の基礎の部分や、コツコツとした丁寧な学習や作業ができるかが、大切だと感じていましたし、そこがしっかりしていないと、「砂上の城」だと感じ、昔、私の父が私にしてくれたように、お風呂の中や寝る前に「にいちがに」と空読みをして、耳に覚えさせる勉強方法を試しました。

かけ算九九を地道に声出し。
ADHDの子の勉強は、親が内容を確認しなきゃダメですね。
キッチンに立って、子どもが机に向かって勉強しているからと、安心していた自分の楽観的なところが、本当にうらめしく思ったあの日を今でも思い出します。
あの時のことを戒めにして、今は子供の勉強に付きっ切りではありませんが、色々と手法を変えて、子どもが嫌がらない程度に勉強の内容を確認をするよう心掛けています。
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