障害児の勉強失敗談

ADHD発達障害児の勉強、かけ算九九、ちょっと人と違う方法で、やってしまう。

算数が苦手。

180301209

メニュー

180326001 180326002 180326003

小学校3年生、ADHD発達障害児の失敗談。

小学校3年生です。

小学校3年生の息子がいます。
私は現在37歳で主婦をしてます。

子供が生まれるまでは、事務の仕事をしていました。
親子で、楽天家の性格が共通点ですが、私と違い息子は、変なところで負けん気の強さがあります。

算数は、同じことの繰り返しが嫌い。ADHDの特徴です。

国語は好きだけど、算数は面白くない。

うちの息子は、国語は得意なのですが、算数は苦手です。
国語では、文章を読むことが好きなようで、計算や漢字とちがって、読み進める楽しさや発見があるから、読解問題が好きとのことです。
不得意科目の算数は、同じことの繰り返しで、面白くないと、本人は言っています。

コツコツした努力を嫌がる。これもADHDの特徴。

地道な勉強はイヤ。

どうしても算数が苦手な我が子。
特に計算問題などの、コツコツした努力を要する勉強に取り組むのを、嫌がる傾向にあります。

そこで、小学2年生の夏休みに、暗記物のかけ算九九はできるだけ早く勉強を始めさせて、学校で九九を開始しても、勉強に遅れることがないようにと、毎日、紙に書いて取り組ませるようにしました。

かけ算九九、なんとか覚えたけれども?

かけ算九九、2の段ができた。

最初はなかなか覚えてくれず、親子で苦労したのですが、ある日、机の上に置いておいた2の段の紙を全て一人で埋めることができていました。
うれしくて、うれしくて、次の3の段へと進みました。

しばらくたったある日、何気なく、2の段の復習をしようと思い、2の段から数個ピックアップして紙に書き、目の前で解かせることにしました。
すると、まったくできなかったのです。

びっくりして、2の段を一から順に、紙に書いて解かせると、解けたので、「どうやってるの?」と聞くと、
「2×1が2でしょ。2×2は2が増えるから前の答えに順番に2を足していってるの」と言うのです!

ちょっと人と違う方法で、やってしまう。

自分1人じゃ、やり方が、わからない。

つまり、いきなり「2×6」が出されても、基準となる前の答えがない限り、答えられないということがわかりました。

主人にそのことを話すと、
「自分で法則を見つけて、解き方を考え出したのはすごいことだぞ!」と喜んでいましたが、母親としては、不安でたまらなくなりました。

確かに主人のいうように、中学生や高校生になったときの数列の問題などでは、その着眼点などは評価されると思いますが、今はまだ小学校低学年です。

コツコツとした丁寧な学習、それが勉強では大切。

勉強の基礎の部分や、コツコツとした丁寧な学習や作業ができるかが、大切だと感じていましたし、そこがしっかりしていないと、「砂上の城」だと感じ、昔、私の父が私にしてくれたように、お風呂の中や寝る前に「にいちがに」と空読みをして、耳に覚えさせる勉強方法を試しました。

かけ算九九を地道に声出し。

ADHDの子の勉強は、親が内容を確認しなきゃダメですね。

キッチンに立って、子どもが机に向かって勉強しているからと、安心していた自分の楽観的なところが、本当にうらめしく思ったあの日を今でも思い出します。

あの時のことを戒めにして、今は子供の勉強に付きっ切りではありませんが、色々と手法を変えて、子どもが嫌がらない程度に勉強の内容を確認をするよう心掛けています。

メニュー

180326001 180326002 180326003

-障害児の勉強失敗談

関連記事

好きなことは頑張る発達障害児。褒めるとやる気に、叱ると落ち込む。

興味がないことはやらない、発達障害児。図工や音楽は大好き、宿題は嫌い。宿題が終わるまで、遊びを禁止、勉強に厳しくし過ぎて失敗。強制させる方法は向いていなかった。厳しくすると伸びる子もいれば、褒めると伸びる子もいる。母親もハイテンションで一緒に勉強を楽しむ。

LD学習障害児の勉強は、親と二人三脚が効果的。

文章の読解力が弱いLDの傾向がある子。文章問題が苦手でも、計算は得意、完全に理系の脳。読解能力は、国語以外の算数でも必要になる。勉強は、親と二人三脚で頑張ると効果的です。

ADHD発達障害児、子供の勉強は、母親が力を抜いた方がうまくいく?

小学校5年生、授業に集中できないADHD発達障害児。素人の母親が教えるより、専門の教材を使った方が効率的に勉強できる。

ADHD発達障害児、興味のない音楽のリコーダー、母親の言葉で子供は変わる。

明るく元気でクラスのムードメーカー、ADHD注意欠如多動性障害の子。性格はいいけど、勉強はイマイチ。子供の意欲をなくす母親のネガティブ発言。母親の私が言ったこと、それが子供のやる気を無くさせてた。

興味がない勉強には徹底的に無関心な娘。アスペルガー発達障害児。

苦手科目は勉強しない。融通がきかない、アスペルガー症候群の娘。勉強は、やらせるのではなく、興味を持たせるもの。まだ1年生、これから工夫して勉強に興味を持たせます。