できる勉強法

漢字も筆算も小さい文字だと間違える。勉強は大きな文字で。発達障害児に効果あり。

小学校3年生、勉強は大きな文字で、漢字も筆算も、しっかりわかる。

うちの息子が小学校3年生の時、漢字練習のノートを見てみると、先生に直されている部分がいくつかあり、しかも適当に書きました、というような書き方でした。本当にしっかり分かっているのか心配になり、ちょっと漢字を書かせてみました。

漢字の間違い、小学校3年生から複雑な漢字が多くなる。

すると、複雑な漢字のちょっとした部分の間違いが多いことに気づきました。小学校3年生や4年生の中学年は、ちょうど沢山の新出漢字があり、画数も多い漢字がでてきます。教科書は意外と文字が小さく、漢字の細かい部分は見えづらいようでした。
宿題の漢字プリントも、息子にはちょっと小さい感じがしました。そこで1番大きいマスの漢字練習ノートを買ってきて、そのノートに私が大きくお手本の漢字を書き、それを見て子供が練習するという方法をとりました。

大きいマスに、漢字を大きく書くと、しっかりわかる。

そうすると、一つ一つの漢字をよく見て書けるし、大きく書けるのでしっかり確認できるため、間違いはなくなっていきました。なんとなく分かっている状態から、しっかり分かっているに変わっていきました。狭いマスの中に字を書くより、大きいマスの中に書く方が、本人も漢字の勉強がやりやすかったようでした。
今では、そんなに大きなマスのノートを使わなくても、しっかり書けるようになっていますが、間違った漢字については、大きめなマスのノートに書かせて確認するようにしています。

算数の計算、筆算は文字を大きくする。

算数の計算でも同じことがありました。計算の筆算ミスがややある息子。解き方を理解しているのに間違ってしまう・・・。間違い直しをしても、同じ問題をまた間違ってしまうこともありました。そこで算数の計算でも、漢字の時と同じように、紙に大きく筆算を書いて解かせました。するとミスはありませんでした。
狭いスペースで解こうとすると、筆算を解いているうちに、計算が分からなくなってしまうようでした。大きくしっかり見えるように書くと解けるので、テストの時は狭いスペースで無理やり筆算するのではなく、ちょっと広めのスペースで計算するようにと意識させたら、算数のテストでの計算間違いも前よりなくなっていきました。

算数の文章問題も、大きくすると集中できる。

算数の文章問題も同じで、教材の1ページにたくさん問題が書かれていると、見ただけでやる気がなくなり、考えられなくなる息子でした。そこで問題を拡大コピーして、1ページに1問くらいの文章題を貼り、解かせました。すると文章の文字が大きくなったことで考えやすくなり、1問だけだと、その問題に集中して取り組むことができていました。

大きくする、そのちょっとした工夫。

ついつい「この学年はこれくらいのノートのマスじゃないと」とか、「教材をそのまま解かせよう」と思ってしまいますが、その子供にあった大きさの文字で学習できるように、ちょっと工夫するだけで、子供にはかなり理解しやすくなるようです。
視覚的に分かりやすくすることで学力が確実に定着していくことを実感しました。

-できる勉強法

関連記事

小学校低学年では視覚的な勉強方法、言葉だけじゃ理解できない。

言葉と文字じゃ難しい。視覚的に理解をする勉強方法。勉強の問題は、身近なものに例えて子供の興味をひく。勉強に対しての苦手意識をなくす。

障害を持つ子の勉強方法、6つの秘訣で家庭学習が元気に進化。

6つの秘訣で、障害を持つ子の家庭学習が劇的に進化します。 障害を持つ子には、家庭学習が必要 発達障害や軽度の知的障害を持つ子の学力の向上には、学校での授業と、家庭学習の、両方が絶対に欠かせません。 障 …

漢字を大きな紙に書いて覚える勉強方法、発達障害児に効果あり。

漢字を間違う子には、この勉強方法を試してみよう。漢字を書き写すことができない子が、大きく書くと正しく書けた。ただ大きな紙に漢字を書いてあげるだけの勉強方法。画数が多い漢字にも、この勉強方法は応用できます。

子供が母親に勉強を教える。母親の質問に答えて復習する勉強方法。

母親が質問して子供が教える勉強方法。記憶が定着、発達障害児に効果あり。音読の後に、母親が質問する勉強方法。

発達障害児の勉強、干渉しずぎもダメ、無関心もダメ。

記憶力が弱い、要領が悪い、発達障害児の勉強は、親が上手に見守る。干渉しずぎもダメ、無関心もダメ。