できる勉強法

苦手科目も克服、スケジュール管理で勉強効率アップ。発達障害児に効果あり。

何を勉強する?紙に書いて、視覚的に予定を確認しよう。

家庭学習でのスケジュールの立て方には、少々気を遣うお母さんも多いのではないでしょうか?
子どもは自分の得意教科は、わりと積極的に取り組みます。しかし、親にとってみれば、苦手な不得意科目こそ、より一層家庭学習を頑張ってほしいものです。

嫌いな勉強で、やる気をなくす。

「漢字が苦手だから、今日はお家で、漢字の書き取りをしましょう」、小学校3年生のマサキ君は、お母さんにそう言われて勉強を始めました。しかし、漢字は苦手なのでやりたくありません。できれば得意な掛け算九九を勉強したいと思っていました。やりたいことと、やらなければいけないことに、違いがあるとき、子どもはすべてにやる気をなくしてしまうことがあります。

マサキ君は、掛け算九九をはじめに勉強したかったのに、お母さんが漢字練習を進めたので、結局、勉強自体を放棄してしまったのです。
では、こんな場合、どんな対策が必要になるのでしょうか?

子供と一緒によく話し合って、予定を決めよう。

お母さんがやってほしいことと、子ども本人がやりたいことを、うまく混ぜ合わせてみるのはどうでしょうか。
勉強開始の導入部分は、やはり本人の希望を取り入れてあげましょう。こうしてペースに乗り切れたところで、達成したい課題に移っていきましょう。ここで、急に気が進まない教科を差し出されたら、やる気のスピードはストップしてしまうかもしれません。

子供と話して、何を勉強するかのスケジュールを決める。

そうならないために、勉強を開始する前に「今日の勉強スケジュール」を子どもと話し合って決めておく必要がありそうです。
「僕は掛け算がやりたい」、「それではまず、最初に掛け算のプリントを1枚頑張ってみようか。掛け算が終わったら、この漢字10問にチャレンジしてみようね」という風に、順番の組み合わせ方を、うまくリードしながら設定していくことが重要ではないでしょうか。

この方法で、マサキ君は得意の掛け算九九と、苦手な漢字の、両方に取り組むことができました。
しかし、またさらに課題が生まれたのです。話し合って勉強のスケジュールを組み立てていたのに、日によっては「やっぱりこっちの勉強はしたくない!」と言い出してしまう日が出てきたのです。
そんな時はどうすればいいのでしょうか?

勉強のスケジュールを、紙に書いてみる。

お母さんは勉強開始前に決めたスケジュールを、紙に書いてみることにしたのです。こうすることで、目で見てスケジュールを意識することができるようになります。「一つ終わったから、次はこれにチャレンジしよう」と、目で見て確認することで、終わった項目に達成感を感じることができます。やり遂げた勉強に、二重線で印をつけて消していけば、終わったことに満足することもできます。

子供と相談して、勉強のスケジュール管理を始めてみよう。

勉強に対して意欲があるのですから、やり方をより良い方法に導いてあげることが、需要なのではないでしょうか。
口約束だけでは、忘れてしまいがちなスケジュールを、紙やホワイトボードなどに記入することで、視覚的に確認することができるようになります。
勉強する項目に、順番を付けていくことで、やりたいことと、やりたくないものの、両方に取り組む重要性も、意識できるようになるでしょう。
まずは、子どもと一緒に相談しながら、勉強のスケジュール管理を始めてみませんか?

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